V2H補助金の対象機種一覧|公式リストの見方と型式確認の全手順

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「V2Hを導入したいけど、高額だから絶対に補助金を使いたい」
「でも、どの機種が補助金の対象なのかイマイチわからない……」

EV(電気自動車)の普及とともに注目を集めるV2H。いざ導入を検討し始めると、補助金の複雑さに頭を抱える方は非常に多いです。

結論から言います。V2H補助金の対象機種は「メーカー名」ではなく「型式」で確認するのが絶対の基本です。

ここを間違えると、「対象メーカーのV2Hを買ったのに補助金が出なかった」という最悪の事態になりかねません。実は私の知人も過去に大失敗をしています。業者の提案を鵜呑みにして契約したところ、見積書に書かれていた型式が公式リストに入っておらず、数十万円の補助金をもらい損ねてしまったのです。皆さんにはそんな悔しい思いをしてほしくありません。

この記事では、CEV補助金公式が発表している対象機種リストの正しい見方から、メーカー別の代表型式、そして申請前の注意点までを完全網羅しました。

この記事を読めば、あなたが検討しているV2Hが補助金対象かどうかを確実に見極め、安心して見積もりに進めるようになりますよ。

  1. V2H補助金の対象機種は公式リストの「型式」で確認する
    1. 対象機種はCEV補助金公式の補助対象一覧PDFで確認
    2. 見るべき項目は「メーカー名」「型式」「充電出力」「放電出力」「補助上限額」
    3. 記事内の一覧は公式PDF確認時点の情報であり、最新情報は要確認
  2. 主要メーカー別:V2H補助金の対象機種・型式一覧
    1. ニチコンの対象型式
    2. オムロン ソーシアルソリューションズの対象型式
    3. パナソニックの対象型式
    4. 長州産業の対象型式
    5. デンソーの対象型式
    6. シャープエネルギーソリューションの対象型式
    7. ダイヤゼブラ電機の対象型式
    8. GSユアサ・アイケイエス・エリーパワー・椿本チエイン・東光高岳の対象型式
  3. 補助金の対象機種とV2H対応車種は別物
    1. 対象機種=補助金対象のV2H設備
    2. 対応車種=そのV2Hで充放電できるEV・PHEV
    3. 車名だけでなく年式・型式・グレード確認が必要
    4. メーカー公式の対応車種リストで要確認
  4. 補助対象機種でも補助金が出ないケース
    1. 発注・工事開始前に申請していない
    2. 交付決定前に工事を始めた
    3. 見積書の型式と公式リストの型式が一致しない
    4. 予算終了・受付終了
    5. 自治体側の条件を満たしていない
    6. 中古品・対象外設備・対象外工事が含まれている可能性
  5. V2H補助金の金額は対象機種・用途区分で変わる
    1. 個人宅・マンション等の補助上限
    2. 災害拠点・公共施設の補助上限
    3. その他用途の補助上限
    4. 補助率と上限額の見方
    5. 最新年度の補助額は公式で要確認
  6. 国の補助金と自治体補助金の関係
    1. 自治体補助金でも「国の補助対象設備」が条件になることがある
    2. 都道府県・市区町村で条件が違う
    3. 併用可否は自治体ごとに要確認
    4. 住んでいる地域の補助金を確認する方法
  7. 見積もり前に確認すべきチェックリスト
    1. 候補機種の型式は公式PDFにあるか
    2. 自分の車はV2H対応か
    3. 太陽光・蓄電池と連携できるか
    4. 申請代行に対応しているか
    5. 交付決定前に工事しないスケジュールか
    6. 見積書に型式・工事項目が明記されているか
  8. V2H対象機種選びでよくある質問
    1. ニチコンのV2Hは補助金対象?
    2. パナソニックのV2Hは補助金対象?
    3. 対象機種なら必ず補助金は出る?
    4. V2H対応車種も補助金対象になる?
    5. 工事後でも補助金申請できる?
    6. 自治体補助金と併用できる?

V2H補助金の対象機種は公式リストの「型式」で確認する

V2Hの補助金対象かどうかを判断する際、まず見るべき一次情報があります。
それは、国(次世代自動車振興センター)が発表している公式リストです。

対象機種はCEV補助金公式の補助対象一覧PDFで確認

現在の補助対象となるV2H充放電設備は、CEV補助金公式ページの「補助対象一覧PDF」にすべて記載されています。ネット上のまとめ記事だけでなく、必ずこの公式PDFをチェックする癖をつけてください。

発注前・工事開始前に申請が必要になるため、最初の機種選びの段階でこのリストと照らし合わせることが不可欠です。
引用元:次世代自動車振興センター

見るべき項目は「メーカー名」「型式」「充電出力」「放電出力」「補助上限額」

PDFを開くとズラッと表が並んでいますが、焦る必要はありません。以下の項目だけ押さえればOKです。

【図表1】V2H補助金の対象機種を確認する公式リストの見方

見る項目 意味と確認ポイント
メーカー名 製造元。同じメーカーでも複数機種あり。
型式 最重要。見積書の型式と一言一句同じか確認。
充電出力/放電出力 EVへの充電スピードと、家庭へ戻す電力の大きさ。
個人宅・マンション等の補助上限額 一般家庭への導入時に適用される上限額の目安。

記事内の一覧は公式PDF確認時点の情報であり、最新情報は要確認

国の補助金制度は、年度が切り替わるタイミングや予算の消化具合によって内容が変更されます。この記事で紹介している型式や補助上限額は、執筆・更新時点での情報です。必ずご自身で見積もりを取る際にも、最新の情報を施工会社と一緒に確認してください。

主要メーカー別:V2H補助金の対象機種・型式一覧

では、具体的にどんな機種が対象になっているのでしょうか。
ここでは主要メーカーの代表的な補助対象型式をピックアップしました。(※最新の令和7年公表データ等に基づく)

【図表2】主要メーカー別・V2H補助金対象型式一覧(一例)

※個人宅向け補助上限額等は変動するため公式PDFで要確認

ニチコンの対象型式

V2H市場で圧倒的なシェアを誇るニチコン。「EVパワー・ステーション」や「トライブリッド蓄電システム」などが有名です。
【代表的な対象型式例】 VCG-666CN7、VSG3-666CN7系など。
スタンダードモデルからプレミアムモデルまで幅広く、ニーズに合わせて選びやすいのが特徴です。

オムロン ソーシアルソリューションズの対象型式

オムロンのV2Hは、コンパクトな設計と太陽光発電とのスムーズな連携が魅力です。
【代表的な対象型式例】 KPEP-A-SET系など。
既存の太陽光システムに後付けしたい方によく選ばれています。

パナソニックの対象型式

住宅設備の大手パナソニックは「eneplat(エネプラット)」を展開。
【代表的な対象型式例】 LJV1671系など。
太陽光・蓄電池・V2Hを1つのシステムで賢くコントロールできる点が強みです。

長州産業の対象型式

太陽光パネルでもお馴染みの長州産業。
自社の太陽光発電や蓄電池とのパッケージ提案に優れており、セット導入の際に補助金対象として名前が挙がりやすいメーカーです。

デンソーの対象型式

自動車部品メーカーならではの視点で作られたデンソーのV2H。
HEMS(家庭内エネルギー管理システム)との連携機能に優れており、スマートハウス化を目指す方に適しています。

シャープエネルギーソリューションの対象型式

シャープも独自のエネルギー管理システムと連動するV2Hを提供しています。
家電製品から太陽光まで、シャープ製品で統一したい家庭にはピッタリの型式が用意されています。

ダイヤゼブラ電機の対象型式

アイケイエスなどの技術を受け継ぎ、高機能な充放電器を展開。多様なニーズに応える型式が補助対象にリストアップされています。

GSユアサ・アイケイエス・エリーパワー・椿本チエイン・東光高岳の対象型式

産業用や特定用途で強みを発揮するメーカー群です。
一般家庭だけでなく、災害拠点や公共施設、マンション向けなど、用途区分によって選ばれる特殊な型式も多く補助対象となっています。

引用元:CEV補助金 銘柄ごとの補助上限額PDF

補助金の対象機種とV2H対応車種は別物

ここで、非常に多くの方が混同してしまう「落とし穴」について解説します。
それは「対象機種」と「対応車種」の違いです。

【図表3】「補助対象機種」と「V2H対応車種」の違い

  • 補助対象機種: 国の補助金が下りる「V2H設備(機器)」のこと。
  • V2H対応車種: そのV2H設備と繋いで、実際に充放電できる「EV・PHEV(車)」のこと。

対象機種=補助金対象のV2H設備

これまで説明してきた「公式PDFに載っている型式」のことです。設備そのものが補助金の審査基準を満たしているかを示します。

対応車種=そのV2Hで充放電できるEV・PHEV

「よし、対象機種を選んだから完璧!」と思うのは早計です。
実は、設備が補助対象であっても、あなたの車がそのV2H機器に対応していなければ接続すらできません。

車名だけでなく年式・型式・グレード確認が必要

同じ「日産リーフ」や「三菱アウトランダーPHEV」でも、製造年式やグレードによってV2Hに対応していないケースがあります。車名だけで判断するのは大変危険です。

メーカー公式の対応車種リストで要確認

接続可能な電動車は、各V2Hメーカーが公表している対応車種リストに限られます。V2Hの導入前には、必ず「機器側の型式」と「車側の年式・型式」をセットで確認してください。
引用元:オムロン ソーシアルソリューションズ

補助対象機種でも補助金が出ないケース

「公式PDFに対象型式として載っているし、車も対応している。これで補助金は確実だ」
そう安心した方、ちょっと待ってください。

対象機種を選んだにもかかわらず、手続きのミスで補助金が1円も出ない失敗ケースが後を絶ちません。

発注・工事開始前に申請していない

CEV補助金の鉄則です。
「発注や工事開始の前に、申請を行うこと」
これを知らずに、業者と契約を済ませて工事の準備を始めてしまうと、その時点で補助対象外にされてしまいます。

交付決定前に工事を始めた

申請をしたからといって、すぐに工事をしていいわけではありません。
国から「補助金の交付を決定しましたよ」という通知(交付決定)が来てから、初めて発注と工事が許可されます。フライングは絶対NGです。

見積書の型式と公式リストの型式が一致しない

冒頭の私の知人の失敗談がこれです。
「ニチコンの最新機種だから大丈夫」と業者は言ったものの、見積書に書かれた細かい型式番号が公式リストと一文字違っていたため、審査に落ちました。見積書をもらったら、ご自身の目で型式を照合してください。

予算終了・受付終了

国の補助金には予算の上限があります。公募期間中であっても、予算が消化されればその時点で受付は終了します。モタモタしていると間に合いません。

自治体側の条件を満たしていない

国の補助金とは別に自治体の補助金を狙う場合、「市税の滞納がないこと」「指定の居住要件を満たすこと」などの独自ルールがあります。

中古品・対象外設備・対象外工事が含まれている可能性

V2H設備は「未使用品」であることが条件です。また、見積もりにV2H設置とは無関係な工事費用が含まれていると、その部分は補助対象外として弾かれます。

型式の確認や申請のタイミングを間違えないために。
まずは補助金対応の実績が豊富なプロに相談しましょう。

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V2H補助金の金額は対象機種・用途区分で変わる

では、対象機種を正しく選んで申請した場合、いったいいくらもらえるのでしょうか。
補助額は一律ではなく、設置する場所(用途区分)によって大きく変わります。

個人宅・マンション等の補助上限

一般の戸建て住宅やマンションに設置する場合の区分です。設備費の補助上限額(例:数十万円)と、設置工事費の補助上限額がそれぞれ設定されています。

災害拠点・公共施設の補助上限

地域の防災拠点となるような施設に設置する場合は、公共性が高いため、個人宅よりも手厚い補助上限額が設定されていることが多いです。

その他用途の補助上限

企業の営業所や商業施設など、上記以外の用途区分です。事業用としての枠組みが適用されます。

補助率と上限額の見方

補助金は「かかった費用の全額」が出るわけではありません。
「設備費の◯分の1(上限額◯万円まで)」といったように、補助率と上限額が決められています。つまり、上限額=実支給額とは限らない点に注意が必要です。

最新年度の補助額は公式で要確認

経産省やCEV補助金公式ページでは、毎年制度の見直しが行われます。
令和6年度、令和7年度と年度が変われば上限額も変動するため、必ず最新の公募要領を確認してください。
引用元:経済産業省 CEV補助金

国の補助金と自治体補助金の関係

V2Hをお得に導入するなら、国と自治体(都道府県・市区町村)の「ダブル受給」を狙いたいところです。

自治体補助金でも「国の補助対象設備」が条件になることがある

多くの自治体では、「国(CEV補助金)の補助対象機器として登録されていること」を独自補助金の条件にしています。つまり、国のリストにある型式を選んでおけば、自治体の補助金も受けやすくなるということです。

都道府県・市区町村で条件が違う

東京都のように「太陽光発電とのセット導入」を推奨して高額な補助金を出す地域もあれば、V2H単体でも手厚い地域もあります。
引用元:東京都省エネ・再エネ住宅推進プラットフォーム

併用可否は自治体ごとに要確認

「国の補助金と併用OK」とする自治体が多いですが、一部では「国の補助金をもらう場合は対象外」とする自治体もあります。必ず併用可否を確認しましょう。

住んでいる地域の補助金を確認する方法

次世代自動車振興センターのサイト内にある「地方自治体の補助制度」検索ページを使うと、お住まいの地域の状況を一発で調べられます。ただし、最終的な募集状況は各自治体の公式ページで裏付けを取ってください。
引用元:次世代自動車振興センター 自治体補助情報

「私の住んでる地域ではいくらもらえるの?」
自治体補助金を含めた最安プランをプロに計算してもらいましょう。

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見積もり前に確認すべきチェックリスト

さあ、ここまでくれば知識はバッチリです。
最後に、業者へ見積もり依頼をする直前に確認すべきことをリストアップしました。

【図表5】V2H見積もり前の補助金チェックリスト

  • ☐ 候補機種の型式は、公式PDFの対象リストにあるか
  • ☐ 自分の車(年式・型式)はV2H対応車種か
  • ☐ 自宅の太陽光・蓄電池と連携できるシステムか
  • ☐ 施工業者は補助金の申請代行に対応しているか
  • ☐ 交付決定「後」に工事を開始するスケジュールか
  • ☐ 見積書に「型式」と「工事項目」が明確に分かれて記載されているか

候補機種の型式は公式PDFにあるか

何度も言いますが、型式番号の一致がすべてです。

自分の車はV2H対応か

車側の確認も忘れずに。これからEVを買う予定の方も、候補の車がV2H対応かディーラーに確認しましょう。
引用元:CEV補助金対象のEV車両一覧

太陽光・蓄電池と連携できるか

すでに太陽光パネルがある場合、V2Hと相性が悪いとエラーが起きることがあります。メーカーを合わせるか、連携可能な機種を選びましょう。

申請代行に対応しているか

補助金申請は書類が煩雑です。
慣れている施工業者なら、無料で申請代行(またはサポート)をしてくれます。業者選びの重要な基準です。

交付決定前に工事しないスケジュールか

「すぐに工事できますよ!」と急かす業者は要注意。補助金のルールを理解していない可能性があります。

見積書に型式・工事項目が明記されているか

「V2H設置工事一式」のようなドンブリ勘定の見積書では、補助金の審査に通りません。機器代金と工事費が明記されているかチェックしましょう。

V2H対象機種選びでよくある質問

ニチコンのV2Hは補助金対象?

対象です。ただし、全機種ではなく公式PDFに掲載されている特定の「型式」に限られます。見積もりの際に型式番号を照合してください。
引用元:ニチコン V2Hシステム

パナソニックのV2Hは補助金対象?

対象です。パナソニックのeneplatなども指定の型式であれば対象になります。最新の年度リストで確認しましょう。
引用元:パナソニック V2H補助金の基礎知識

対象機種なら必ず補助金は出る?

出るとは限りません。国の予算が終了した場合や、事前の申請を忘れて工事を始めてしまった場合は、対象機種であっても補助金は支給されません。

V2H対応車種も補助金対象になる?

V2H設備と車(EV/PHEV)は、それぞれ別の補助金枠になります。車には「CEV補助金(車両本体)」が適用されるため、別途条件を満たせば両方の補助金を受け取ることが可能です。

工事後でも補助金申請できる?

原則できません。必ず「発注・着工前」に申請を行い、国から交付決定通知を受け取った後に工事を開始してください。

自治体補助金と併用できる?

多くの自治体で国との併用が可能ですが、地域によってルールが異なります。お住まいの自治体の窓口や、地元の補助金事情に詳しい施工業者に確認するのが一番確実です。

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