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「共働きで平日の昼間はほとんど家にいないのに、なぜか電気代が高い……」
毎月届く請求書を見て、ため息をついていませんか?
実はこれ、多くの共働き家庭が抱える共通の悩みです。
【筆者の経験談】
私自身、夫婦共働きで初めての子育てが始まった時、電気代が跳ね上がって驚愕した経験があります。昼間は誰もいないから安いはず……と思い込んでいましたが、夜間に洗濯乾燥機や食洗機をフル稼働させていたため、一般的な料金プランの「高い単価帯」をガンガン消費していたのです。思い切ってシミュレーションを行い、我が家の生活パターンに合うプランに変えただけで、我慢することなく月数千円も安くなりました。
共働き家庭の電力会社選びは、単に「料金が安い会社」を探すだけでは失敗します。
大切なのは、「いつ」「どれくらい」電気を使っているかです。
本記事では、日中不在、夜間家事、在宅勤務、オール電化など、共働きならではの生活パターンに合わせたおすすめの電力会社と選び方を徹底解説します。
まずは、ご自身の家庭に合うプランを診断するところから始めてみましょう。
結論|共働き家庭におすすめの電力会社は生活パターンで変わる
「結局、どこが一番安いの?」
そう聞かれることが多いですが、ズバリ「万人に最安の電力会社はありません」。
家庭によって、電気をお得に使えるプランは全く異なります。
日中不在が多い家庭は夜・休日の使い方が重要
平日は朝早く出勤し、夜遅く帰宅する夫婦二人暮らしの場合。
日中の使用量は少なくても、夜間や休日にまとめて家事をするなら、夜や休日の単価が不利にならないプランを選ぶ必要があります。
在宅勤務ありなら昼間単価も確認
週に数回でも在宅勤務があるなら要注意です。
「夜得プラン」などを選んでしまうと、昼間のパソコンやエアコンの電気代が割高になり、結果的に損をしてしまうケースが多発しています。
子育て世帯は使用量が多い前提で比較
子どもがいると、洗濯の回数やエアコンの稼働時間はどうしても増えます。
基本料金の安さよりも、電気をたくさん使った時(301kWh以上など)の「従量単価」が割安になるファミリー向けプランを選ぶのが鉄則です。
迷ったら料金シミュレーションが安全
今の検針票(またはWEBのマイページ)を手元に用意してください。
実際の月間使用量を入力してシミュレーションするのが、最も確実で損をしない方法です。
共働き家庭の電気代が高くなりやすい理由
「家にいないのに高い」のには、明確な理由があります。
以下の項目にいくつ当てはまるかチェックしてみてください。
朝と夜に電気使用が集中する
出勤前のバタバタした時間帯(ドライヤー、電子レンジ、エアコン)と、帰宅後の時間帯(照明、調理、お風呂)に消費電力が一気に跳ね上がります。
洗濯乾燥機・食洗機・浴室乾燥機を使う
時短家電は共働きの強い味方です。
しかし、これらはどれも「熱」を発するため、消費電力が非常に大きいのが特徴。毎日使えば当然電気代は高くなります。
休日に家事と冷暖房が重なる
平日にできない掃除機がけや、シーツなどのまとめ洗い。
休日は一日中家にいることも多いため、冷暖房費と家事家電のダブルパンチで電気使用量がピークに達します。
子どもがいると冷暖房・調理・洗濯が増える
赤ちゃんのミルク作り、増える洗濯物、温度管理のための24時間エアコン。
ライフステージが変化すると、電気の使用量は劇的に増加します。
在宅勤務で昼間使用が増える
テレワークが普及し、夫婦のどちらかが家にいる日が増えました。
これまではゼロに近かった平日の昼間の電気代が、じわじわと家計を圧迫しています。
共働き家庭に向いている電力会社・料金プランの特徴
では、どんなプランを選べば失敗しないのでしょうか。
チェックすべき6つの特徴を解説します。
電力量料金が安い
電気代は「基本料金+電力量料金(使った分の料金)」がメインです。
共働きで家電をフル活用するなら、使った分だけかかる「電力量料金(従量単価)」が安いプランを選びましょう。
使用量が多いほど割安になる
一般的な電力会社のプランは、使えば使うほど段階的に単価が高くなります。
しかし、新電力の中には「300kWh以上使った分は割安になる」といったファミリー向けプランが存在します。これを見逃す手はありません。
電気ガスセットで管理しやすい
忙しい共働きにとって、家計の管理はなるべくシンプルにしたいもの。
電気とガスをセットにすることで、支払いがまとまり、さらにセット割引が適用される会社も多いです。
ポイント還元を含めてお得
楽天ポイント、dポイント、Pontaポイントなど。
普段使っている経済圏の電力会社を選ぶと、毎月自動的にポイントが貯まり、実質的な電気代を下げることができます。
解約金がない、または条件が明確
引っ越しや、生活スタイルの変化に合わせてすぐに見直せるよう「解約金ゼロ」の会社を選ぶと安心です。
※キャンペーン適用時のみ違約金が発生する場合もあるので注意しましょう。
燃料費調整・市場連動型の仕組みがわかりやすい
電気代には「燃料費調整額」が含まれます。
自由料金プランではこの上限が撤廃されていることが多く、単価が安くても燃料高騰時に請求額が上がるリスクがあります。
参考:資源エネルギー庁「電気料金の改定について」
共働き家庭におすすめの電力会社比較
ここからは、共働き家庭の乗り換え候補となる主要な電力会社の特徴を比較します。
東京ガスの電気
関東圏にお住まいで、都市ガスを利用しているなら大本命。
同一使用場所・同一契約者などの条件を満たせば「ガス・電気セット割」が適用され、光熱費の管理が劇的にラクになります。
参考:東京ガス公式サイト
大阪ガスの電気
関西圏の子育て世帯におすすめ。
「ファミリー応援プラン」など、電気をたくさん使う家族向けのメニューが充実しており、解約金なしで乗り換えやすいのが魅力です。
参考:大阪ガス公式サイト
CDエナジーダイレクト
中部電力と大阪ガスがタッグを組んだ関東向けの電力会社。
「ベーシック」「ファミリー」など使用量に応じたプラン分けが明確で、dポイントや楽天ポイントなどが貯まるのも嬉しいポイントです。
TERASELでんき
伊藤忠エネクスグループが運営。
楽天ポイントが貯まりやすく、解約金も不要。全国(沖縄・離島除く)で契約できるため、比較候補に入れやすい新電力です。
Looopでんき
基本料金0円の先駆け。
現在は市場連動型の「スマートタイムONE」を提供中。市場価格が安い時間帯に家事(洗濯乾燥など)をシフトできる、時間の融通が利くご家庭に向いています。ただし高騰リスクは要理解です。
楽天でんき
基本料金0円で、使った分だけのシンプルな料金体系。
楽天ポイントが貯まる・使えるため、楽天経済圏で生活している共働き夫婦にぴったりです。工事不要・解約金なしと公式でも明記されています。
参考:楽天エナジー公式サイト
auでんき・ドコモでんき・ソフトバンクでんき
スマホキャリア系の電力会社。
通信費とのセット割や、高還元率のポイントバックが魅力です。ただし、プランによっては解約事務手数料や契約期間の縛りがあるため、契約前の確認は必須です。
参考:ドコモでんき公式サイト(還元対象外項目の記載あり)
地域大手電力会社の時間帯別プラン
東京電力や関西電力など、従来の大手電力会社。
夜間の単価が安くなる「時間帯別プラン」や「オール電化向けプラン」が用意されており、安定性を重視するなら基準として比較すべき存在です。
生活パターン別|共働き家庭におすすめの電力会社
結局我が家はどこがいいの?という方へ。生活パターン別におすすめの選び方を整理しました。
日中ほぼ不在の家庭
夜・休日の単価が不利にならない「標準的な従量型」や「ポイント還元型」がおすすめ。
極端な「昼安・夜高」のプランは避けましょう。
夜に家事をまとめる家庭
洗濯乾燥機や食洗機を深夜に回せるなら「夜間割安プラン」がお得。
ただし、夜間が安い代わりに昼間の単価が割高に設定されていることが多いので注意です。
休日に電気使用量が多い家庭
休日にまとめて家事をする家庭は、平日夜だけ安いプランよりも、終日バランスよく安い「標準型」や「ファミリー向けプラン」が向いています。
子育て中の共働き家庭
月間300kWh以上使うことが多いなら、「高使用量帯の単価が安い」プランを選びましょう。
少しの単価の差が、年間で大きな金額の差になります。
在宅勤務が週に数日ある家庭
在宅勤務の日は、昼間もパソコンやエアコンを稼働します。
夜間特化プランを選ぶと昼間の高い電気代が直撃するため、「終日単価が一定」のバランス型プランが正解です。
オール電化住宅の家庭
必ず「オール電化専用プラン」を選んでください。
夜間の安い電力でお湯を沸かすエコキュートを使っているため、一般家庭向けのプランに変えると電気代が急増してしまいます。
電気ガスセットでまとめたい家庭
東京ガスや大阪ガスなど、都市ガス会社系のプランがおすすめ。
光熱費の明細が一つになり、家計簿をつける手間が省けます。
ポイントを貯めたい家庭
楽天、d、Pontaなど、最もよく使うポイントの電力会社を選びましょう。
ただし「還元率」ばかりに目を奪われず、元の「電気代単価」が割高でないかのチェックが必要です。
共働き家庭が電力会社を選ぶポイント
切り替えで失敗しないための、具体的な11のチェックリストです。
家にいる時間帯と料金プランが合っているか
夜中心か、昼も使うのか。
ライフスタイルとプランの強みを一致させるのが最重要です。
月間電気使用量に対して安くなるか
夫婦二人で月200kWh未満しか使わないのに、ファミリー向けプランを選ぶと基本料金で損をします。
実使用量での試算が不可欠です。
電気ガスセットで本当に安くなるか
セットは便利ですが、実は「電気の最安会社」+「ガスの最安会社」を別々に契約した方が総額が安くなるケースもあります。
ポイント還元を含めてお得か
ポイント還元対象が「基本料金・電力量料金のみ」で、燃料費調整額などは対象外になる会社がほとんどです。
燃料費調整額・市場価格調整の仕組み
安さの裏には理由があります。燃料価格が高騰した際、上限なしで請求額に上乗せされるプランもあるため、仕組みの理解が必要です。
解約金や契約期間の縛り
1年未満の解約で違約金が発生する会社もあります。
参考:HTBエナジーよくある質問
オール電化に対応しているか
オール電化住宅にお住まいなら、専用プランがある会社に絞りましょう。
支払い方法
クレジットカードのみか、口座振替も対応しているか。
家計の管理方法に合わせて確認しましょう。
申し込み・切り替えの簡単さ
今の電力会社への解約手続きは、新しく契約する会社が代行してくれるのが一般的です。WEB完結できる会社を選べば手間がかかりません。
キャンペーンの実質価値
「初月無料」「1万ポイントプレゼント」などにつられず、長期的に支払う料金単価を確認しましょう。
料金シミュレーションの確認方法
公式サイトのシミュレーターに、検針票の数値を正しく入力して比較しましょう。
電気ガスセットは共働き家庭におすすめ?
結論から言うと、「管理の手間を減らしたい家庭」には強くおすすめできます。
おすすめできる家庭
都市ガスエリアに住んでおり、光熱費の引き落とし日や明細を一つにまとめたい家庭。セット割引が適用されるため、別々に契約するより確実にお得になるケースが多いです。
おすすめしにくい家庭
少しでも固定費を削りたい(究極の最安を求めたい)家庭。
電気とガス、それぞれ最安の新電力を探して別契約にした方が、数百円安くなることがあります。
セット割より合計額で判断する
「セットで安くなる」という言葉だけを信じず、必ず「電気代+ガス代の合計額」でシミュレーションしてください。
都市ガスエリアかプロパンガスかで変わる
プロパンガス(LPガス)の場合、セット割の恩恵が少ない、または対応していない会社が多いため注意が必要です。
オール電化の共働き家庭はどのプランを選ぶべき?
オール電化のご家庭は、プラン選びを間違えると大惨事になります。
夜間料金と昼間料金を確認
夜間の安い電力を使う前提で設計されているため、昼間の単価が非常に高く設定されていることがほとんどです。
エコキュートの使用時間を確認
ご自宅のエコキュートが何時から何時にお湯を沸かしているか確認し、その時間が最安になるプランを選んでください。
在宅勤務ありなら昼間単価に注意
オール電化×在宅勤務は、昼間の高い電気代をもろに被るリスクがあります。
昼間の使用量が多くなってきたら、昼間単価が少しマイルドなプランへの見直しを検討しましょう。
一般向けプランとの比較は慎重に
「基本料金0円」などの一般向けプランに安易に乗り換えると、夜間の給湯代が跳ね上がります。絶対にオール電化対応プランから選んでください。
電力会社を切り替える前の注意点
最後に、契約前に必ず確認すべき落とし穴を解説します。
燃料費調整額の上限有無
大手電力会社の規制料金には「上限」がありますが、多くの新電力には上限がありません。燃料価格が高騰した際、電気代が一気に高くなる可能性があります。
市場連動型プランの高騰リスク
日本卸電力取引所(JEPX)の価格に連動するプラン。
安い時はとことん安いですが、猛暑や厳冬で電力需要が逼迫すると、請求額が数倍になるリスクをはらんでいます。
参考:国民生活センター「市場連動型プランに関する注意喚起」
解約金・キャンペーン違約金
「1年以内の解約は違約金5,000円」などの条件がないか、公式サイトの重要事項説明書を必ず確認しましょう。
供給エリア
魅力的なプランでも「沖縄・離島は対象外」「関西エリア限定」ということがよくあります。
賃貸・一括受電の確認
賃貸アパートやマンションでも、個別に契約しているなら自由に切り替え可能です。
ただし、マンション全体で「高圧一括受電契約」を結んでいる場合は、個人での切り替えはできません。
検針票情報の取り扱い
「電気代が安くなります」と突然訪問してきて、検針票を見せるよう促す悪質な勧誘には要注意。
顧客番号や供給地点特定番号は、勝手に契約を切り替えられてしまうリスクがある個人情報です。安易に渡さないようにしましょう。
参考:電力・ガス取引監視等委員会「消費者向けQ&A」
よくある質問
Q. 共働き家庭におすすめの電力会社はどこですか?
A. 一概に1社へ断定はできません。平日日中に不在が多い家庭、夜に家事をまとめる家庭、子育てで使用量が多い家庭、在宅勤務がある家庭で向くプランが変わります。まずは月間使用量をもとに比較しましょう。
Q. 日中家にいない家庭は夜間プランがお得ですか?
A. 夜間に洗濯乾燥機や食洗機を多く使う家庭では向く場合があります。ただし、昼間単価が高いプランは在宅勤務や休日在宅が多い家庭では不利になることがあります。
Q. 電気ガスセットは共働き家庭に向いていますか?
A. 固定費をまとめて管理したい家庭や、都市ガスを利用している家庭には向いています。ただし、電気単体・ガス単体で別々に契約した方が安い場合もあるため、合計額での比較が必要です。
Q. 新電力に変えても停電しやすくなりませんか?
A. 電力会社を変えても、送配電設備は原則として地域の送配電網(今までの電線)を使うため、切り替えたことだけで停電しやすくなるわけではありません。
Q. 電力会社を切り替えるときに工事は必要ですか?
A. 多くの場合、大がかりな工事や立ち会いは不要です。スマートメーター未設置の場合はメーター交換が行われますが、原則無料かつ立ち会い不要です。
まとめ
共働き家庭の電気代を安くするための最大の秘訣は、「今の生活パターンに合ったプランを選ぶこと」です。
日中は不在で夜間に家事をこなすのか。
在宅勤務で昼間も電気を使っているのか。
子育て中でとにかく使用量が多いのか。
少し面倒に感じるかもしれませんが、電力会社の切り替えは一度設定してしまえば、その後はずっと節約効果が自動で続く最強の固定費削減術です。
「なんとなく大手を使っている」
「引っ越してきた時のままにしている」
という方は、ぜひこの機会にお手元の検針票をチェックしてみてください。

