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「電気代が上がって家計が苦しい…中部電力って夜に使えば安くなるんだよね?」
そんな風に思って、眠い目をこすりながら夜遅くに洗濯機を回していませんか?
実をいうと、「中部電力=夜が必ず安い」というのは、半分正解で半分誤解です。電気代が安くなる時間帯は、あなたが契約している「料金プラン」によってまったく異なります。
この記事でわかること
- あなたの契約プランで一番安い時間帯
- 「夜が安い」「昼が安い」「変わらない」プランの見分け方
- 無理なく電気代を下げるための、家電別「時間のずらし方」
実は私自身、引っ越した当初に「夜に洗濯すれば安くなる!」と信じ込み、毎晩遅くに家事を頑張っていた時期がありました。でも数ヶ月後、カテエネ(中部電力のWebサービス)で契約を確認したら、なんと『従量電灯B』。夜に使っても1円も安くならないプランだったんです…(笑)。あの時の絶望感と徒労感、あなたには絶対に味わってほしくありません。
この記事では、ベテランライターである私が、中部電力ミライズの最新公式情報をもとに、プランごとの「安い時間帯」を徹底解剖します。最後まで読めば、あなたの家庭にぴったりの節約術と、プラン見直しの正解が必ず見つかります。
中部電力の電気料金が安い時間帯は契約プランで違う
電気代を節約する第一歩は、「うちの安い時間帯はいつか?」を正確に知ることです。まずは結論からお伝えしましょう。
まずは結論|スマートライフは夜、昼とくは昼、従量電灯は時間帯差なし
中部電力で現在主流となっているプランの「安い時間帯」は以下の通りです。
| 契約プラン名 | 一番安い時間帯 | 特徴 |
|---|---|---|
| スマートライフプラン | 夜間(主に22時〜翌8時など) | オール電化向け。3つの時間帯から選べる。 |
| 昼とくプラン | 昼間(10時〜17時) | 2025年開始。昼間への移行ができる家庭向け。 |
| 従量電灯B・C | 時間帯による差はなし | 昔からの標準プラン。いつ使っても単価は同じ。 |
いかがでしょうか。プラン名を見るだけでも、夜が安い家庭、昼が安い家庭、いつ使っても変わらない家庭に分かれることがわかります。
引用元:中部電力ミライズ|スマートライフプラン
契約プランを確認しないと判断できない理由
「じゃあ、うちはどれなんだろう?」
そう思った方は、まずお手元の検針票(電気ご使用量のお知らせ)か、WEBサービス「カテエネ」にログインして、ご自身の契約プラン名を確認してください。
ここを間違えると、過去の私のように「安くならない時間帯に無理して家事をする」という悲劇が起きます。料金プランはあなたの家の電気の「ルールブック」。ルールを知らずして、電気代の節約ゲームには勝てません。
スマートライフプランで安い時間帯
オール電化住宅や、夜間の電気使用量が多い家庭の定番が「スマートライフプラン」です。このプランには、ライフスタイルに合わせて「ナイトタイム(安い時間帯)」を3種類から選べるという大きな特徴があります。
スマートライフプラン|22時〜翌8時
標準的なのがこちらのタイプ。安いナイトタイムは「夜22時から翌朝8時まで」の10時間です。夜遅くに入浴して洗濯機を回す方や、エコキュートでお湯を沸かし上げる一般的な家庭に一番フィットします。
スマートライフプラン 朝とく|23時〜翌9時
「朝とく」は、ナイトタイムが1時間後ろにズレた「夜23時から翌朝9時まで」のタイプです。朝食の準備や、朝シャン、出勤前のバタバタする時間帯にドライヤーや電子レンジをよく使う「朝型」のご家庭に向いています。
スマートライフプラン 夜とく|21時〜翌7時
「夜とく」は、ナイトタイムが前倒しになった「夜21時から翌朝7時まで」のタイプ。子どもが寝静まった21時以降に、食洗機を回したり、夫婦でゆっくりテレビやエアコンを使ったりするご家庭でお得になりやすい設定です。
デイタイム・@ホームタイム・ナイトタイムの単価差
では、安い時間帯と高い時間帯で、どれくらい料金単価に差があるのでしょうか。公式の単価表(税込)を見てみましょう。
- デイタイム(平日昼間):38.80円/kWh
- @ホームタイム(朝夕・土日祝昼):28.61円/kWh
- ナイトタイム(夜間):16.52円/kWh
一目瞭然ですね。デイタイムに比べて、ナイトタイムの単価は半分以下。いかに電気を使う時間を夜間にシフトできるかが、節約の最大の鍵を握ります。ただし、土日祝の昼間は「@ホームタイム」扱いであり、ナイトタイムほど安くはない点には注意が必要です。
従量電灯A・B・Cは時間帯で安くならない
次に、昔からある標準的なプランである「従量電灯」について解説します。結論から言うと、このプランは夜に使っても電気代は安くなりません。
従量電灯B・Cは使用量で単価が3段階
従量電灯BやCは、時間帯ではなく「使った電気の総量(月間)」に応じて、単価が3段階で上がっていく仕組みです。120kWhまでが第1段階で一番安く、300kWhを超えると第3段階として単価が高くなります。
引用元:中部電力ミライズ|従量電灯A・B・C
夜に使っても単価は変わらない
つまり、昼の12時に掃除機をかけようが、深夜2時に洗濯機を回そうが、「1kWhあたりの単価はまったく同じ」なのです。
「電気代は夜が安い」という情報を鵜呑みにして、従量電灯のまま無理に夜ふかしをして家事をするのは、ストレスが溜まるだけで全く意味がありません。
時間帯より使用量削減・契約アンペア見直しが重要
従量電灯プランの方が電気代を下げるには、時間を気にするよりも、そもそもの「使用量を減らす(省エネ)」こと。そして、基本料金を下げるために「契約アンペア数(30Aや40Aなど)を最適化する」ことの2つが王道です。
昼とくプランは昼間10時〜17時が安い
「夜が安い」という常識を覆す新しいプランが登場しました。それが2025年4月に提供開始された「昼とくプラン」です。
昼とくプランの対象者
このプランは、電気の使用を「夜間や朝夕から、昼間へ移行できる人」向けに作られました。エコキュート、蓄電池、電気自動車(EV)などの機器を保有しているご家庭が主なターゲットです。
春秋・夏冬の料金単価
昼とくプランの最大の特徴は、昼間(10時〜17時)の単価が割安に設定されている点です。季節によって単価が異なります。
- 春秋のデイタイム:16.42円/kWh
- 夏冬のデイタイム:18.50円/kWh
- ナイトタイム(全期間):26.55円/kWh
驚くべきことに、スマートライフプランのナイトタイム(16.52円)と同水準の安さが「昼間」に設定されているのです。
引用元:中部電力ミライズ|2025年4月1日提供開始 昼とくプラン
エコキュート・蓄電池・EVと相性がよい理由
太陽光発電の普及により、日本全体で昼間に電気が余りやすくなっています。そのため、通常は深夜にお湯を沸かすエコキュートを「昼間」に稼働させたり、昼間のうちにEVを充電したりすることで、この安い単価の恩恵をフルに受けることができます。在宅ワークで日中家にいる家庭にも魅力的ですね。
太陽光発電世帯は売電量減少に注意
ただし、注意点もあります。
ご自宅の屋根に太陽光パネルがある場合、昼間に自宅で電気を多く使う(自家消費する)ことになります。つまり、電力会社に「売る」ための電気が減ってしまうため、売電収入が減少する可能性があるのです。トータルで得になるかは、シミュレーションが必須です。
旧プラン契約者は23時〜翌7時が目安になる場合がある
長く同じ家に住んでいるオール電化家庭の中には、現在は新規受付を終了している「旧プラン」をそのまま契約し続けている方も多いはずです。
タイムプラン
2016年9月末で新規受付を終了したメニューです。既存加入者のナイトタイムは「23時から翌朝7時」となっています。
引用元:中部電力ミライズ|タイムプラン
Eライフプラン
こちらも新規受付廃止メニューです。平日昼間(9〜17時)が高く設定されており、ナイトタイムは同じく「23時から翌朝7時」です。
低圧深夜電力A・B
2016年3月末で受付終了した深夜電力専用プラン。電気温水器などのために「23時から翌朝7時」の8時間通電する仕組みです。
新規加入終了済みなので注意
これらの旧プランは、昔の安い単価設定が維持されていることも多く、安易に最新プラン(スマートライフ等)に変更すると、かえって電気代が高くなるケースがあります。「昔から変えていない」という方は、ナイトタイムが23時スタートであることを意識して家電を使うようにしましょう。
安い時間帯に移しやすい家電・移しにくい家電
自分のプランの安い時間帯がわかったら、次に行動です。「どの家電をその時間帯に動かすか」を整理しましょう。
移しやすい|食洗機、洗濯乾燥機、エコキュート、EV充電
タイマー機能(予約機能)がついている家電は、安い時間帯への移行が最も簡単です。
- 食洗機:夕食後すぐには回さず、22時以降にセット。
- 洗濯乾燥機:乾燥まで全自動なら、朝起きる時間に合わせて深夜に稼働。
- エコキュート・EV充電:本体の設定時間をご自身の契約プランのナイトタイム(または昼とくのデイタイム)にしっかり合わせる。
注意が必要|エアコン、冷蔵庫、照明、テレビ
一方で、生活に直結する家電は移行が困難です。冷蔵庫は24時間動かし続けるしかありませんし、真夏や真冬に「電気代が高いから」と日中のエアコンを我慢するのは熱中症などの命の危険に直結します。
これらの家電は時間をずらすのではなく、「省エネ性能の高い最新家電に買い替える」「設定温度を見直す」といったアプローチが必要です。
騒音・安全・予約機能の注意
夜間に家電を動かす際は、集合住宅での騒音トラブルに注意してください。また、古い洗濯機などを外出中や就寝中に回すことは、水漏れや発火などの予期せぬ事故(火災リスク)にもつながりかねません。安全第一で無理のない範囲で移行しましょう。
朝とく・夜とく・標準はどれを選ぶべき?
スマートライフプランの3つの時間帯(標準・朝とく・夜とく)で迷っている方へ、選び方の基準をお伝えします。
22時以降〜朝8時に多く使うなら標準
ほとんどの家庭はこれです。夕食後にくつろぎ、22時以降に入浴や食洗機を済ませるライフスタイルなら、標準プランで間違いありません。
朝8〜9時の使用が多いなら朝とく
朝、家族全員が起きてきて、朝食を作り、ドライヤーを使い、テレビをつけ、暖房をガンガン入れる。このピークが8時〜9時に来るなら「朝とく」の恩恵が大きいです。
21〜22時の使用が多いなら夜とく
「子どもを早く寝かせて、21時からは大人の時間」。この時間帯にエアコンをしっかり効かせ、乾燥機を回し始めるなら「夜とく」がお得になる可能性が高いです。
迷ったらカテエネの時間帯別使用量を確認
「うちのピーク時間なんてわからない!」という方は、中部電力のWEBサイト「カテエネ」をチェックしましょう。スマートメーターが設置されていれば、時間帯別の電気使用量がグラフで一目でわかります。グラフの山がどこにあるかで、客観的に判断できます。
どれくらい安くなる?簡易試算の考え方
時間をずらすことで、実際にどれくらいのインパクトがあるのでしょうか。単純な単価差で計算してみましょう。
スマートライフで昼から夜へ100kWh移す場合
デイタイム(38.80円)で使っていた電気100kWh分を、ナイトタイム(16.52円)に移したとします。
差額は1kWhあたり22.28円。
22.28円 × 100kWh = 月間2,228円の節約になります。年間なら2万6千円以上。これはかなり大きいですよね。
昼とくで夜・朝夕から昼へ移す場合
昼とくプランで、ナイトタイム(26.55円)に湧き上げていたエコキュートなどを、春秋のデイタイム(16.42円)に100kWh移行した場合。
差額は10.13円。
月間約1,013円の節約になります。
燃料費調整額・再エネ賦課金は別途
ただし、ここで絶対に知っておくべき注意点があります。
実際の電気代請求額には、この「電力量料金」のほかに、「燃料費調整額」と「再エネ賦課金(2026年度は4円18銭/kWh)」が上乗せされます。
特に燃料費調整額は月ごとに変動するため、単価比較だけで「必ずこの金額が下がる」と断定はできません。あくまで目安として捉えてください。
引用元:中部電力ミライズ|2026年度再エネ賦課金について
中部電力のプランを見直す前の注意点
ここまで読んで「よし、プランを変えよう!」と思った方。ちょっと待ってください。プラン変更にはいくつか落とし穴があります。
使用状況によっては高くなる
「スマートライフプランに変えれば誰でも安くなる」わけではありません。昼間にエアコンをガンガン使うご家庭が、従量電灯からスマートライフに変更すると、高いデイタイム料金が適用されて逆に電気代が跳ね上がるリスクがあります。
変更後は原則1年以上継続
中部電力の公式サイトにも記載がある通り、プラン変更後は原則として1年以上継続する必要があります。「冬だけ変えて、春に戻す」といった都合の良い変更はできません。
燃料費調整額は月ごとに変動
先ほども触れましたが、2026年7月現在も燃料費調整額は毎月更新されています。世界情勢や燃料価格によって、電気代の総額は常に変動していることを頭に入れておきましょう。
引用元:中部電力ミライズ|燃料費調整に関するお知らせ
公式シミュレーションで確認する
失敗を防ぐためには、カテエネ内にある「料金シミュレーション」機能を使うのが一番確実です。過去の使用実績データをもとに、「もし別のプランだったら年間でいくらになるか」を正確に算出してくれます。
中部電力以外も比較すべきケース
ここまで中部電力のプランを解説してきましたが、ご家庭の状況によっては「中部電力以外の新電力」に乗り換えた方が、根本的に電気代が下がるケースも多々あります。
夜間より日中使用が多い
在宅ワークやペットのために24時間エアコンをつけていて、昼間の使用量が圧倒的に多い場合。時間帯別プランではなく、基本料金が0円の新電力や、従量単価が一律で安い新電力の方がお得になる傾向があります。
オール電化ではない
ガスと電気を併用している一般的なご家庭(従量電灯契約)の場合、新電力への切り替えハードルは非常に低いです。解約金なしでサクッと乗り換えられる会社が多く、数千円〜数万円の節約に直結しやすい層です。
ポイント・ガスセット・市場連動型を比較したい
dポイントや楽天ポイントが貯まるプラン、ガスとセットで割引になるプラン、あるいは卸電力市場の価格に連動するプランなど、現代の電気料金メニューは多種多様です。ライフスタイルに合わせたカスタマイズが可能です。
比較時に見るべき項目
他社と比較する際は、「基本料金」と「電力量単価」だけでなく、「燃料費調整額に上限があるか」「独自の調整費が上乗せされていないか」「解約金はかからないか」の3点を必ずチェックしてください。
引用元:資源エネルギー庁|電気料金プランの選び方
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