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冬の寒さが厳しくなると、必ずと言っていいほど候補に挙がる暖房器具「デロンギ」。
風が出ず、乾燥しにくく、陽だまりのような暖かさが魅力ですよね。
しかし、購入前にどうしても気になるのが「電気代、ものすごく高いんじゃないの?」という不安ではないでしょうか。
実は私自身、数年前に初めてデロンギを6畳の寝室に導入した際、大失敗をした経験があります。
古い木造賃貸で窓からの隙間風があるにもかかわらず、一番強い出力で24時間つけっぱなしにしてしまったのです。翌月の電気代の請求書を見たとき、思わず血の気が引きました……。
ですがその後、「正しい使い方」と「部屋の環境整備」を学んで実践したところ、電気代はガクッと下がり、あの極上の暖かさだけを手に入れることができました。
デロンギは「ただスイッチを入れれば良い」というものではありません。
この記事では、最新の目安単価に基づいた具体的な電気代の試算から、つけっぱなしにした場合のリスク、そして確実に電気代を抑える賢い節約術までを徹底解説します。
あなたのご家庭に本当に合っているのか、ぜひ最後まで読んで判断してみてください。
デロンギの電気代は高い?結論、使い方次第で月数千円〜1万円超もあり得る
結論から言いましょう。
デロンギの電気代は、「使い方や部屋の環境次第で大きく変わる」のが真実です。うまく使えば月数千円のプラスで収まりますが、無計画に使うと1万円以上跳ね上がることも珍しくありません。
1500Wなら1時間約46.5円、1200Wなら約37.2円が目安
デロンギの暖房器具は、モデルによって最大消費電力が異なります。一般的に選ばれやすいモデルの最大出力で計算した場合の1時間あたりの電気代は以下の通りです。
- 1500Wモデル:1時間あたり 約46.5円
- 1200Wモデル:1時間あたり 約37.2円
※全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価31円/kWh(税込)で計算
全国家庭電気製品公正取引協議会
「1時間で46円?それを毎日使ったら大変なことになる!」
そう思った方、少しお待ちください。ここからが重要なポイントです。
ただし常に最大出力で動くとは限らない
デロンギのヒーターは、スイッチを入れている間ずっと最大の電力を消費し続けるわけではありません。
多くのモデルには「サーモスタット(温度制御機能)」が搭載されています。部屋の温度が設定した温度に達すると、自動的に電力を抑えたり、運転を一時停止したりして温度をキープしてくれます。
デロンギ公式FAQ
つまり、「ずっと最大出力で動き続ける最悪のケース」と「現実的な使用ケース」は全く別物なのです。部屋の断熱性が高ければ高いほど、消費電力はグッと下がります。
デロンギの電気代の計算方法
ご自宅での具体的な電気代を知るためには、計算の基本を押さえておくのが一番の近道です。
電気代=W÷1000×時間×単価
家電の電気代は、以下のシンプルな計算式で導き出せます。
消費電力(W) ÷ 1000 × 使用時間(h) × 電気料金単価(円/kWh)
例えば、900Wの出力で3時間使用した場合(単価31円/kWhで計算)。
【900 ÷ 1000 × 3 × 31 = 83.7円】となります。
契約中の電気料金単価で再計算する方法
この記事では基準となる「31円/kWh」で計算していますが、実際のご家庭の電気代は、契約している電力会社のプランによって異なります。
毎月届く検針票やWebのマイページで「1kWhあたりの単価」を確認してみてください。さらに、燃料費調整額や再エネ賦課金も変動するため、実際の請求額は計算より少し高くなることが多い点に注意が必要です。
出力別|デロンギの1時間・1日・1ヶ月の電気代早見表
自分が検討しているモデルや、普段使う出力レベルに合わせて電気代を把握できるよう、早見表を作成しました。購入前の目安として活用してください。
300W・500W・700W・900W・1200W・1500Wの比較
まずは出力ごとの1時間あたりの電気代です。
| 消費電力 | 1時間あたり |
|---|---|
| 300W | 約9.3円 |
| 500W | 約15.5円 |
| 700W | 約21.7円 |
| 900W | 約27.9円 |
| 1200W | 約37.2円 |
| 1500W | 約46.5円 |
※単価31円/kWhで試算。実際の消費電力は室温・設定温度により変動します。
デロンギ公式 MDHS15-PB製品ページ
8時間使用・24時間使用の月額目安
次に、1日8時間(夜間や在宅時のみ)使った場合と、1日24時間使い続けた場合の「1ヶ月(30日)の総額」です。※常にその出力で稼働し続けた場合の最大値です。
| 消費電力 | 30日×8時間 | 30日×24時間 |
|---|---|---|
| 300W | 約2,232円 | 約6,696円 |
| 500W | 約3,720円 | 約11,160円 |
| 700W | 約5,208円 | 約15,624円 |
| 1200W | 約8,928円 | 約26,784円 |
| 1500W | 約11,160円 | 約33,480円 |
オイルヒーターとマルチダイナミックヒーターの電気代の違い
デロンギといえば「オイルヒーター」のイメージが強いですが、近年は上位モデルとして「マルチダイナミックヒーター」が登場しています。この2つは電気代や制御の仕組みが異なります。
オイルヒーターは蓄熱・サーモスタット運転
オイルヒーターは、内部のオイルを電気で温め、その熱が放熱される仕組みです。
一度温まるとオイルが熱を持つため(蓄熱)、電源を切ってもしばらくは暖かさが持続します。設定温度になると運転を停止し、下がると再稼働するというサーモスタットによる大まかなオンオフ制御が特徴です。
デロンギ公式FAQ RHJ65Lシリーズ
マルチダイナミックヒーターは細かい温度制御が特徴
一方、マルチダイナミックヒーターはオイルを使用していません。
最大の特徴は「秒単位での細かい温度制御」です。例えば、設定温度に近づくと300Wなどの低出力に切り替わり、部屋を「暖めすぎない」ようにコントロールしてくれます。
結果として、無駄な電力消費を抑えやすく、同じ時間使ってもマルチダイナミックヒーターの方が電気代を抑えやすい傾向にあります。
デロンギをつけっぱなしにした場合の電気代
デロンギの最大の魅力である「24時間ずっと部屋を暖かく保つ」使い方。ですが、これをやると電気代はどうなるのでしょうか?
最大出力で24時間×30日使った場合
先ほどの表の通り、1500Wモデルを最大出力で24時間、1ヶ月間連続で稼働させると、約33,480円という驚愕の数字になります。
私の失敗談もまさにこれに近い状態でした。断熱性の低い部屋では、設定温度に到達しないため、ヒーターが「ずっと全力で頑張り続けてしまう」のです。
弱・中・エコ運転ではどう変わるか
しかし、高断熱の部屋や、設定温度を控えめ(20℃程度)にしている場合、ヒーターは弱運転(300Wや500W)で温度を維持します。
仮に平均500Wで24時間・30日稼働した場合、約11,160円まで下がります。さらに「エコ運転モード」を活用すれば、自動で設定温度を少し下げるなどの節電サポートが行われ、より現実的な金額に近づきます。
デロンギ公式 RHJ75V0915-GY
デロンギとエアコンはどちらが電気代が安い?
「じゃあ、結局エアコンとどっちが安いの?」
暖房器具を選ぶ際、必ず突き当たる疑問ですよね。
電気代だけならエアコンが有利になりやすい
純粋な「電気代の安さ」だけで比較した場合、一般的にはエアコンの方が省エネになりやすいです。
エアコンは「ヒートポンプ」という技術を使っており、少ない電力で外気の熱を移動させるため、非常にエネルギー効率が高いのです。
資源エネルギー庁 空調の省エネ
デロンギが向くのは寝室・子ども部屋・風が苦手な人
ではなぜデロンギを選ぶ人が絶えないのでしょうか。
それは「電気代には代えられない快適性」があるからです。
エアコンの風が直接当たる不快感、喉の乾燥、ホコリの舞い上がり。デロンギはこれらの悩みをすべて解決してくれます。特に、睡眠の質を左右する「寝室」や、デリケートな「子ども部屋」においては、圧倒的な支持を得ています。
デロンギの電気代が高くなる原因
「デロンギを買ったけど、電気代が予想以上に高かった!」という場合、主に以下の3つの原因が考えられます。
設定温度が高い
デロンギは陽だまりのような自然な暖かさが特徴なため、「熱い」と感じるまで設定温度を上げてしまう人がいます。資源エネルギー庁も推奨するように、冬の暖房時の室温は「20℃目安」が理想です。設定温度を1℃下げるだけで、確かな省エネ効果があります。
断熱性が低い・窓が多い
温めた空気が窓からどんどん逃げてしまう環境では、デロンギは設定温度に到達できず、いつまでもフルパワーで働き続けます。古い木造住宅や、大きな窓がある部屋では注意が必要です。
広い部屋を1台で暖めようとしている
10畳〜13畳用のモデルを、吹き抜けのある広いリビングなどで使うと、圧倒的にパワー不足です。適用畳数を守らずに使用すると、電気代だけが嵩む結果になります。
デロンギの電気代を抑える使い方
快適さをキープしたまま、電気代の請求におびえないための「賢い節約術」を3つ紹介します。
最初だけエアコン、維持にデロンギを使う
これが最強の現実解です。
冷え切った部屋を素早く暖めるのはエアコンに任せます。そして、部屋が暖まったらエアコンを切り、温度の「維持」としてデロンギにバトンタッチするのです。これで、デロンギがフルパワーで頑張る時間を大幅にカットできます。
タイマー・エコ運転を使う
寝る1時間前にオンにし、起床の少し前にオフにするなど、24時間つけっぱなしを避けてタイマーを駆使しましょう。
また、本体に「エコボタン」がある機種は必ずオンに。これだけで、設定温度より少し控えめに自動調整してくれます。
窓際・カーテン・断熱対策をする
デロンギを設置するベストポジションは「窓際」です。
窓からの冷気(コールドドラフト)をヒーターの熱でシャットアウトすることで、部屋全体の暖房効率が劇的に上がります。さらに、厚手のカーテンや断熱シートを併用すれば完璧です。
政府広報オンライン 冬の省エネ
根本的に電気代を安くしたいなら、使い方だけでなく「電気の単価」そのものを見直すのが一番効果的です。
デロンギが向いている人・向かない人
ここまでの情報を踏まえ、デロンギを買って幸せになれる人と、後悔してしまう人をまとめました。
向いている人
- 寝室や子ども部屋など、比較的狭い部屋(6〜8畳程度)で使う人
- エアコンの風や乾燥がどうしても苦手な人
- 静音性を重視し、睡眠を妨げられたくない人
- 部屋の断熱性(マンションなど)がそこそこ高い人
向かない人
- とにかく電気代の安さを最優先したい人(エアコンや電気毛布がおすすめ)
- すぐに部屋を暖めたい、速暖性を求める人
- 隙間風が多い古い木造住宅や、広いリビングを1台で暖めようとしている人
よくある質問
デロンギは赤ちゃんの部屋に使える?
非常に向いています。風が出ないためホコリを巻き上げず、空気を汚しません。
また、表面温度が約60℃程度に抑えられているモデル(やけどしにくい設計)や、チャイルドロック機能がついている機種を選べばより安心です。ただし、長時間の接触は低温やけどのリスクがあるため、保護者の目の届く範囲で使用してください。
古いデロンギは電気代が高い?
古いオイルヒーターは、最新のマルチダイナミックヒーターやエコ運転搭載モデルに比べると、細かい温度制御ができないため、電気代が高くなりやすい傾向にあります。中古で購入する際は、消費電力だけでなく「エコモードの有無」などの型番詳細を確認することをおすすめします。
電気代が急に上がったときの確認ポイント
デロンギを使い始めて請求額が跳ね上がった場合は、まず「設定温度が高すぎないか」「窓際など冷気の入り口に設置しているか」を確認してください。
また、見落としがちなのが「電力会社の燃料費調整額・再エネ賦課金」の高騰です。使用量は変わらなくても、電気の単価自体が上がっている可能性があります。
もしデロンギの導入で電気代が心配なら、まずは現在契約している電力会社のプランを見直すところから始めてみましょう。

