太陽光発電をつけてからもうすぐ10年。「そろそろ固定価格買取制度(FIT)が終わりますよ」という通知が届いて、どうすればいいか焦っていませんか?
売電価格がガクッと下がるのは知っているけれど、「そのまま九州電力に買い取ってもらうべきか」「蓄電池を買った方がいいのか」「お預かりサービスってどうなの?」と、選択肢が多すぎて迷ってしまいますよね。
実は数年前、福岡に住む私の実家にも「買取期間満了のお知らせ」が届きました。
その途端、どこから調べたのか訪問販売や営業電話が急増し、「今すぐ蓄電池を入れないと毎月大損しますよ!」と急かされ、両親はすっかりパニックになっていました。でも、私が間に入って冷静に電気の明細を確認し、複数社から見積もりを取ってみた結果……
実家のライフスタイルにぴったりの蓄電池を相場よりずっと安く、しかも市の補助金を使って賢く導入できたんです。
あのとき、焦って訪問販売の営業マンの言う通りに即決しなくて、本当に良かったと今でも話しています。
この記事では、福岡県・九州電力エリアにお住まいの方に向けて、「卒FIT後に損しないための正しい判断基準」をわかりやすく解説します。
営業トーク抜きで、あなたの家に蓄電池が本当に必要かどうか、一緒に見極めていきましょう!
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福岡県で卒FITを迎えたら最初に確認すること
「卒FITになったら、もう電気が売れなくなるの!?」と誤解されがちですが、そんなことはありません。固定価格での高値での買取が終わるだけで、その後も自由契約で売電したり、自宅で使ったりすることは可能です。まずは落ち着いて、現状を把握することから始めましょう。
買取期間満了通知はいつ届くか
国(資源エネルギー庁)のスケジュールによると、買取期間満了のお知らせは、おおむね満了の6〜4か月前に届くことになっています。
参考:資源エネルギー庁「住宅用太陽光発電のFIT買取期間終了に向けた対応」
この通知が届いたら、「いよいよ準備を始めるサイン」だと思ってください。いきなり明日から売れなくなるわけではないので、焦る必要はありません。
通知書で確認すべき項目(満了日・契約先・設備ID)
通知書が手元にある方は、以下の3点を必ずチェックしてください。
- 満了日はいつか:いつまでに次のアクションを決めるべきかのタイムリミットです。
- 現在の契約先はどこか:今の買取事業者がどこになっているか確認します。
- 設備ID:今後、他社への乗り換えや蓄電池導入の手続きをする際に必ず必要になる重要な番号です。
九州電力か九州電力送配電かで何が変わるか
九州エリアの場合、買取事業者が「九州電力」になっているか「九州電力送配電」になっているかで、手続きの窓口が変わることがあります。
もしわからなくても、通知書に記載されている問い合わせ先を確認すれば大丈夫です。まずは自分がどこと契約しているのかを把握しておくことが第一歩です。
卒FIT後の4つの選択肢
卒FITを迎えた後の選択肢は、大きく分けて4つあります。
それぞれの特徴を、同じ基準で比較してみましょう。
1. そのまま九州電力で売電継続
一番手間がかからないのが、今のまま九州電力に買い取ってもらう方法です。
ただし、九州電力の卒FIT後の買取価格は「7.00円/kWh」となります。FIT期間中の高い単価と比べると大幅に下がってしまうため、毎月の売電収入はガクッと減る覚悟が必要です。
参考:九州電力「FIT制度による買取期間が満了するお客さま向けのサービス」
2. 他社へ売電先変更
少しでも高く電気を売りたいなら、九州電力以外の新電力会社などに売電先を変更するのも一つの手です。
会社によっては8円〜9円/kWh程度で買い取ってくれるプランもありますが、契約条件(特定のガスや電気プランとのセットが必須など)があることが多いので、よく確認する必要があります。
3. 再エネお預かりサービスを使う
九州電力が提供している独特のプランが「再エネお預かりサービス」です。
これは、昼間余った電気を九州電力が仮想的に「預かって」おき、夜や雨の日に使った電気代から差し引いてくれるサービスです。
一見お得に見えますが、実は月額の固定料金(例:2,500円など)がかかるため、使い方によっては損をすることもあります。
4. 実機の蓄電池を導入して自家消費を増やす
そして今、一番注目されているのが「家庭用蓄電池」を設置する方法です。
安く買い叩かれるくらいなら、昼間余った電気を蓄電池に貯めておき、電気代が高い夜間に自宅で使う(自家消費する)というスタイルです。
初期費用はかかりますが、最近の電気代高騰対策や、台風などの停電対策としても非常に有効です。
| 選択肢 | 初期費用 | 月額費用 | 停電時の対応 | こんな人向け |
|---|---|---|---|---|
| ① 九電で売電継続 | 0円 | 0円 | 不可(昼間の自立運転のみ) | とにかく初期費用をかけたくない人 |
| ② 他社へ売電変更 | 0円 | 0円 | 不可(昼間の自立運転のみ) | 少しでも高く売りたい人 |
| ③ 再エネお預かり | 0円 | 2,500円〜/月 | 不可(昼間の自立運転のみ) | 蓄電池を買わず夜の電気代を抑えたい人 |
| ④ 蓄電池の導入 | あり(数十万〜) | 0円 | 可能(夜間も安心) | 電気代を自給自足し、防災対策もしたい人 |
福岡県で蓄電池導入が向く人・向かない人
「じゃあ、うちは蓄電池を入れた方がいいの?」
これに対する答えは、ご家庭のライフスタイルによって完全に分かれます。営業マンの「絶対お得です!」という言葉を鵜呑みにしてはいけません。
向く人:昼の余剰が多い / 夜の使用量が多い / 停電対策重視
蓄電池を導入して大きなメリットが出るのは、次のようなご家庭です。
- 昼間の余剰電力がたっぷりある:共働きなどで昼間は誰も家にいないため、発電した電気がたくさん余っている。
- 夜間の電気使用量が多い:オール電化住宅や、夜に家族全員が集まってエアコンやお風呂をガンガン使う。
- 停電対策を重視している:台風が多い九州だからこそ、災害時でも冷蔵庫や照明を使える安心感が欲しい。
向かない人:余剰が少ない / 設備価格が高すぎる / 補助金対象外
逆に、以下のような場合は「今はまだ蓄電池を見送る」あるいは「売電継続」が正解になることもあります。
- 昼間に電気を使い切っている:日中も家族がいてエアコンを使ったり、ペットのために電気を多く消費しているため、そもそも貯める電気が余っていない。
- 提案された見積もりが高すぎる:相場より高額なローンを組んでしまうと、電気代の節約分では到底元が取れません。
- 補助金が使えない:タイミングが悪く、お住まいの地域の補助金が終了してしまっている場合。
停電対策重視と経済重視で結論が変わる
結局のところ、「元が取れるか(経済重視)」だけを考えると、蓄電池は条件が厳しくなります。
しかし、「いざという時の安心(停電対策)」+「毎月の電気代高騰への防衛策」として考えるなら、非常に納得感のある投資になります。
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九州電力の再エネお預かりと蓄電池はどう違うか
福岡県でよく迷うのが、「九州電力の再エネお預かりサービス」と「実機の蓄電池」のどちらを選ぶべきか、という問題です。
一見似ていますが、中身は全く違います。
料金・上限・停電対応の違い
お預かりサービスは、実物の機械を家に置くわけではないので初期費用はかかりません。
しかし、上限100kWhプランで月額2,500円、300kWhプランで月額4,980円という「固定費」が毎月かかります。
参考:九州電力「再エネお預かりサービス」
また、あくまで仮想的にお預かりしているだけなので、実際に停電が起きた夜間には電気を使えません。
どんな家庭ならお預かり向きか
「初期費用はどうしても払いたくない」「停電対策は重視していない」「毎月の昼間の余剰電力がちょうどプランの上限(100kWhなど)とぴったり合っていて、固定費を払っても電気代の削減効果が上回る」というシビアな計算ができるご家庭には向いています。
計算を間違えると、加入前より負担が増えるリスクがある点には注意が必要です。
どんな家庭なら実機蓄電池向きか
「毎月の固定費を払い続けるのはもったいない」「台風の時に夜真っ暗になるのは嫌だ」「将来的には電気を自給自足したい」と考えるなら、間違いなく実機の蓄電池がおすすすめです。
福岡県の補助金はどう見るべきか
蓄電池の初期費用を下げる最大のカギは「補助金」です。
しかし、福岡県の補助金事情は「県内全域で同じように使えるわけではない」という点に注意してください。
国のDR家庭用蓄電池事業の確認ポイント
まず、全国どこでもチャンスがあるのが国の補助金です。(例:DR家庭用蓄電池事業など)
国が指定する対象製品を選ぶことで補助金が下りますが、申請枠が埋まると早々に終了してしまうため、最新の動向を常にチェックする必要があります。
参考:DR家庭用蓄電池事業公式ページ
福岡市など自治体補助金の特徴
福岡県内の市町村ごとに、独自の補助金を出している場合があります。
例えば、福岡市の住宅用エネルギーシステム補助や、糸島市のゼロカーボン推進に関わる補助金などです。
参考:福岡市 住宅用エネルギーシステム導入支援事業
金額の条件も、「上限〇〇万円」「1kWhあたり〇〇万円」など自治体によってバラバラです。
予算到達で終了するリスク
自治体の補助金で一番怖いのが、「予算到達による早期受付終了」です。
「後でゆっくり考えよう」と思っているうちに、あっという間に今年度の予算枠が埋まってしまい、数十万円の補助金をもらい損ねるケースが後を絶ちません。
補助対象製品・事業者確認の重要性
補助金をもらうためには、「国や自治体が指定した登録製品」を「指定の業者」で設置しなければならないことがほとんどです。
適当な訪問販売業者から買うと、実は補助金の対象外だった…という悲劇も起こり得るので、業者選びは非常に重要です。
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蓄電池の容量と見積もりで失敗しないポイント
いざ蓄電池を検討する際、「容量(kWh)」選びで失敗する人が多いです。
「大は小を兼ねる」で大きすぎるものを買うと高額になりますし、小さすぎると夜間の電気が足りなくなります。
何kWhを選ぶ前に見るべき3要素
蓄電池の最適な容量を決めるには、家族の人数ではなく、以下の3つを見ます。
- 昼間の余剰電力はどのくらいあるか:貯めるための電気がどれくらいあるか。
- 夜間にどのくらい電気を使っているか:貯めた電気を朝までに使い切れるサイズか。
- 停電時にどの家電を使いたいか:冷蔵庫とスマホ充電だけでいいか、エアコンやIHまで動かしたいか。
既設太陽光・パワコンとの相性確認
太陽光発電を10年使っているということは、電気を変換する「パワーコンディショナ(パワコン)」も寿命(約10〜15年)に近づいています。
蓄電池を入れるタイミングで、このパワコンも一体型に交換する(ハイブリッド型蓄電池)のが、結果的に一番無駄のない選択になることが多いです。
保守点検・保証・補助対象の確認
長く使う設備だからこそ、10年・15年のメーカー保証がついているか、設置後の定期点検をしてくれる業者かどうかを必ず確認しましょう。
太陽光発電システム全体の保守点検も重要になってきます。
参考:太陽光発電協会(JPEA)保守点検ガイドライン
福岡県で卒FIT後に後悔しない進め方
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
最後に、営業マンに流されず、自分たちにとって最高の選択をするための「具体的な進め方ステップ」をまとめます。
まず通知書と電気使用量を確認
まずは家に届いた「買取期間満了のお知らせ」と、毎月の電気の検針票(またはWEBのマイページ)を用意しましょう。
昼間どれくらい余って、夜どれくらい使っているかを把握するのがすべての出発点です。
次に補助金と対象製品を確認
お住まいの市町村で、現在使える補助金があるかどうかを確認します。
自分で調べるのが難しければ、地域の事情に詳しい優良な施工業者に聞いてみるのが一番早くて確実です。
最後に相見積もりで比較
絶対にやってはいけないのが、1社だけの見積もりで即決することです。
私の実家が成功したのも、必ず「複数社で相見積もり」をとって比較したからです。
相場感がわかるだけでなく、担当者の対応の良し悪しも比較できるため、後悔しない選択ができます。
卒FITの正解は、全ご家庭で同じではありません。
まずは、ご自宅の条件で蓄電池を入れたらどうなるか、どれくらい補助金が出るのかを無料でシミュレーションしてみることから始めてみてください!
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