❕本ページはPRが含まれております
「エアコンをつけるとき、冷房と除湿、どっちを使うのが電気代の節約になるの?」
夏や梅雨が近づくたびに、この疑問で頭を悩ませていませんか?
ネット上には「除湿のほうが安い」「いや、冷房のほうがマシ」と様々な情報が飛び交い、結局どうすればいいか迷ってしまいますよね。
実は数年前の私も、「除湿のほうが絶対安いはず!」と信じ込み、真夏もひたすら除湿モードを使い続けていました。
しかし、届いた電気代の請求書を見て思わず二度見。なんと、前年の夏よりも電気代が高くなっていたんです。
慌てて調べたところ、我が家のエアコンは電気代が高くなりやすい「再熱除湿」という方式を採用していることが判明しました。
そうなんです。冷房と除湿、どちらが安いかは「ご自宅のエアコンの除湿方式」によって全く異なります。
本記事では、エアコンの「除湿と冷房の電気代の違い」について、メーカー公式情報に基づき徹底解説します。
あなたの家のエアコンに合った正しい使い方を知って、無駄な電気代をカットしながら快適な夏を過ごしましょう!
- 冷房と除湿、結局どっちが安いのか
- 自宅のエアコンの除湿方式を確認する方法
- 状況別の賢い使い分けと節電テクニック
結論|除湿と冷房はどっちが安い?
まず、一番気になる結論からお伝えします。
「除湿と冷房、どちらが電気代が安いか?」という問いに対しては、一概にどちらが安いとは言えないのが正解です。
なぜなら、エアコンの「除湿」にはいくつか種類があり、その方式によって消費電力が大きく変わるからです。
参考:ダイキンカスタマーセンター
弱冷房除湿なら冷房より安くなりやすい
ご自宅のエアコンが「弱冷房除湿」という方式の場合、通常の冷房よりも電気代は安くなる傾向があります。
弱冷房除湿は、その名の通り「弱い冷房」をかけながら湿度を取り除く機能です。
パワーを抑えて運転するため、結果的に消費電力が少なくなり、電気代の節約につながります。
再熱除湿は冷房より高くなることがある
一方で、「再熱除湿(さいねつじょしつ)」という方式の場合は要注意です。
再熱除湿は、空気を冷やして水分を取り除いた後、わざわざ空気を温め直してから部屋に戻すという仕組みです。
「冷やす」と「温める」の2つの作業を同時に行うため、通常の冷房よりも電気代が高くなるケースが多くなります。
冒頭でお話しした私の失敗談は、まさにこの再熱除湿を使いすぎてしまったことが原因でした。
ハイブリッド除湿は機種依存
最近の最新エアコンには「ハイブリッド除湿」や「リニアハイブリッド除湿」といった機能が搭載されていることがあります。
これらは、室内の温度や湿度に合わせて、エアコンが自動的に最適な除湿方法を切り替えてくれる優れた機能です。
無駄な電力を省いてくれるため効率的ですが、具体的な電気代は機種や使用環境に大きく依存します。
冷房と除湿の違い
そもそも、冷房と除湿はどう違うのでしょうか?
実は、エアコンの中で行われている「空気を冷やして水分を絞り出す」という基本的な仕組みは同じです。違うのは「優先する目的」です。
冷房は温度を下げる運転
冷房の第一目的は、「部屋の温度を下げること」です。
設定温度に向けて一気に空気を冷やし、部屋全体を涼しくします。
空気を冷やす過程で空気中の水分も水滴となって外へ排出されるため、冷房をかけていれば自然と除湿もされています。
除湿は湿度を下げる運転
除湿の第一目的は、「部屋の湿度を下げること」です。
温度を急激に下げることよりも、空気中のジメジメとした水分を取り除くことを優先して運転します。
そのため、「部屋はそこまで暑くないけれど、湿気が多くて不快」という梅雨時などに最適です。
参考:Panasonic エアコンの冷房と除湿の違い
除湿方式の種類と電気代傾向
ここで、3つの除湿方式の特徴と電気代の傾向を整理しておきましょう。
自分のお家のエアコンがどのタイプか、想像しながら読んでみてください。
| 除湿方式 | 仕組みと特徴 | 電気代傾向 |
|---|---|---|
| 弱冷房除湿 | 微弱な冷房で水分を取る。部屋の温度も少し下がるため、肌寒く感じることがある。 | 冷房より安い |
| 再熱除湿 | 冷やして水分を取った後、適温に温め直す。部屋が寒くならないのが最大のメリット。 | 冷房より高い |
| ハイブリッド | 状況に合わせて運転を自動制御。寒くなりにくく、電力の無駄も少ない。 | 機種による |
弱冷房除湿
多くの一般的なエアコンに搭載されている標準的な除湿です。
電気代は安いのですが、「除湿をかけていたらだんだん寒くなってきた…」と感じやすいのがデメリットです。
再熱除湿
電気代は少しかかりますが、快適性は抜群です。
「冷え性だけど湿気は取りたい」「肌寒い梅雨の時期」などに重宝します。
ハイブリッド・リニアハイブリッド
各メーカーの上位機種に搭載されていることが多い最新の除湿機能です。
快適さと省エネを両立させているため、初期費用(本体代)は高めですが、ランニングコストを抑えやすくなります。
自宅のエアコンの除湿方式を確認する方法
「じゃあ、うちのエアコンはどれなの?」と気になりますよね。
確認手順はとても簡単です。
リモコン表示で確認
一番手軽なのは、エアコンのリモコン画面やボタンを見ることです。
ボタンに「カラッと除湿」「再熱除湿」「さらら除湿」などの特有の名称が書かれている場合は、再熱除湿やハイブリッド除湿を搭載している可能性が高いです。
単に「除湿」や「ドライ」としか書かれていない場合は、弱冷房除湿であることがほとんどです。
参考:日立 家電ファン 除湿方式の確認
取扱説明書・型番・カタログで確認
確実なのは、エアコン本体の底面や側面にあるシールで「型番(品番)」を確認することです。
その型番をネットで検索してメーカーの製品ページや取扱説明書を見れば、仕様表にどの除湿方式が使われているかが明確に記載されています。
状況別|冷房と除湿の使い分け
除湿方式がわかったところで、実際の生活シーンで「冷房と除湿」をどう使い分けるべきかを見ていきましょう。
真夏で暑い日は冷房
気温が高く、とにかく部屋が暑い!という真夏日は、迷わず冷房を選んでください。
熱中症のリスクを下げるためには、まずは室内の温度をしっかり下げることが最優先です。冷房でも十分に湿度は下がりますので、快適に過ごせます。
梅雨・湿気が気になる日は除湿
気温はそれほど高くないのに、ジメジメして不快な梅雨時。
こんな日は除湿の出番です。
とくに部屋干しをしている時は、除湿モードが非常に役立ちます。
ご自宅が再熱除湿なら、部屋が冷えすぎるのを防ぎながらカラッとさせることができますよ。
湿度管理に迷う方は、お部屋に小さな温湿度計を置いておくと判断に迷わなくなります。
寝るとき・寒がりなら再熱除湿も選択肢
「寝るときにエアコンをつけると体が冷えてだるくなる…」という方や、冷え性の方、小さなお子様がいるご家庭には、再熱除湿がおすすめです。
電気代は弱冷房除湿より高くなりますが、寒さで体調を崩してしまっては元も子もありません。「快適に眠るための投資」として上手に活用しましょう。
電気代の計算方法
「結局、うちのエアコンだと月にいくらかかるの?」
おおよその目安は、簡単な計算式で出すことができます。
消費電力×時間×単価
電化製品の電気代は、以下の式で計算します。
消費電力(kW)× 使用時間(時間)× 電気料金単価(円/kWh)
※家電公取協が定める電気料金の目安単価は「31円/kWh(税込)」です。
参考:全国家庭電気製品公正取引協議会
例えば、消費電力が600W(0.6kW)の冷房を、1日8時間使った場合。
0.6kW × 8時間 × 31円 = 約148.8円(1日あたり)
なぜ実際の電気代は変わるのか
計算式を出しましたが、実際の請求額はこれとズレることが多いです。
なぜなら、エアコンは設定温度に達すると自動でパワーを弱めるため、常に最大消費電力で動き続けているわけではないからです。
外の気温、部屋の広さ、建物の断熱性、そして契約している電力会社のプランによっても電気代は大きく変動します。
冷房・除湿の節電方法
少しでも電気代を安く抑えたい方へ、今日からできる効果的な節約術をご紹介します。
設定温度を無理なく調整
環境省のデータによると、冷房時の設定温度を1℃緩和するだけで、消費電力量を約13%削減できると見込まれています。
ただし、暑いのを我慢して熱中症になってはいけません。「無理のない範囲」で調整するのが鉄則です。
フィルター掃除
意外と侮れないのがフィルターの掃除です。
フィルターがホコリで目詰まりしていると、空気を吸い込むのに余分なパワーが必要になります。
資源エネルギー庁の試算では、月に1〜2回のフィルター清掃で年間約990円の節約になるとされています。
参考:資源エネルギー庁 省エネポータルサイト
サーキュレーター・遮熱・室外機周り
冷たい空気は足元に溜まりやすい性質があります。
サーキュレーターを併用して部屋の空気をかき混ぜることで、エアコンの設定温度を下げすぎなくても涼しく感じられます。
また、窓からの熱を防ぐ遮熱カーテンやすだれを使ったり、室外機の周りに物を置かず風通しを良くすることも、エアコンの効率を上げるために非常に重要です。
買い替え・見直しで電気代を下げる方法
「使い方を工夫しても、どうしても電気代が高い…」
そんな時は、根本的な見直しが必要なタイミングかもしれません。
省エネエアコンの見方
10年以上前の古いエアコンを使っている場合、最新の省エネ機種に買い替えるだけで電気代が劇的に安くなることがあります。
購入の際にチェックしてほしいのが「APF(通年エネルギー消費効率)」という数値です。
この数値が大きいほど、省エネ性能が高い優れたエアコンであることを意味します。カタログや店頭のラベルに必ず記載されているので、比較する際の参考にしてください。
参考:経済産業省 省エネカタログ
電力会社・料金プランの見直し
最も確実で、手間なく電気代を下げられる可能性があるのが「電力会社の乗り換え」です。
エアコンの使い方を毎日気をつけるより、電気の単価そのものを安くしてしまった方が圧倒的に楽ですよね。
ライフスタイルに合った料金プランに変更するだけで、年間数千円〜数万円単位で節約できることも少なくありません。
よくある誤解Q&A
最後に、エアコンの冷房・除湿に関する「よくある誤解」をQ&A形式でスッキリ解決します。
除湿は必ず安い?
A. 違います。
本記事で解説した通り、弱冷房除湿なら安い傾向がありますが、再熱除湿の場合は冷房より高くなることがあります。「除湿=安い」という思い込みは捨てましょう。
28℃設定にすればよい?
A. 「設定温度」と「室温」は違います。
環境省が推奨している「夏季の室温28℃」は、あくまで実際の部屋の温度の目安です。リモコンを28℃に設定しても、猛暑日などは実際の室温が30℃近くなることもあります。
暑いと感じたら、無理せず設定温度を下げるか、風量を強くして体感温度を下げてください。
参考:環境省 家庭の省エネ対策
つけっぱなしは安い?
A. 条件によって異なります。
エアコンは「電源を入れた直後の、部屋を冷やそうとフルパワーで動く時」に最も電気を消費します。そのため、30分程度のちょっとした外出なら、つけっぱなしにした方が安く済むことが多いです。
しかし、夜間や数時間の外出時は、外気温や部屋の断熱性能によってはこまめに消した方が安くなるケースもあります。「絶対にこまめに消すな」とは言い切れません。
いかがでしたでしょうか?
エアコンの除湿と冷房は、あなたの家の機種と、その日の気温・湿度に合わせて賢く使い分けるのが正解です。
電気代の仕組みを正しく理解して、お財布にも体にも優しい快適な夏を手に入れてくださいね!

