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冬が近づき、ダイソンヒーター(温風モード)のスイッチを入れる季節になりました。
スタイリッシュなデザインで部屋を暖めてくれる優れものですが、気になるのは「電気代」ですよね。
実は私自身、過去に在宅ワーク中、足元が冷えるからとダイソンヒーターを毎日8時間つけっぱなしにしていた時期がありました。
翌月、ポストに入っていた電気代の請求書を見て、思わず二度見したのを今でも覚えています。
「ダイソンってこんなに電気代が高いの!?」と青ざめました。
でも、後から冷静に計算してみると、ダイソンだから特別高いわけではなく、「電気ヒーター」としての使い方を間違えていただけだったんです。
この記事では、ダイソンヒーターをあなたの生活で使った場合、「月にいくらくらいかかるのか」を具体的な計算とともにお伝えします。
正しい使い方を知れば、電気代に怯えることなく、寒い冬を快適に乗り切ることができますよ。
この記事でわかること
- ダイソンヒーターの1時間・1ヶ月のリアルな電気代
- エアコンや他の暖房器具との電気代・使い勝手の違い
- 電気代を抑えて快適に過ごすための賢い使い方
ダイソンヒーターの電気代は1時間いくら?
結論から言いましょう。
ダイソンヒーターの電気代は、「機種」と「使用モード」によって大きく変わります。
電気代の計算には、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が定める電力料金目安単価「31円/kWh(税込)」を使用します。
出典:公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会
計算式は以下の通りです。
消費電力(W)÷ 1,000 × 使用時間(h)× 31円/kWh = 電気代
それでは、具体的な目安を見ていきましょう。
温風モード1,200Wなら約37.2円/時間
少し前のモデルである「AM09」などのシリーズは、温風モードの最大消費電力が1,200Wに設定されていることが多いです。
この場合、1時間あたりの電気代は約37.2円となります。
「ちょっと足元を暖めるために1時間だけ使う」のであれば、そこまで大きな負担には感じないかもしれません。
中古で旧機種を購入した方や、長く愛用している方は、この1,200Wという数字を目安にしてください。
温風モード1,400Wなら約43.4円/時間
現在主流となっている「Dyson Purifier Hot+Cool」シリーズ(HP07やGen1など)は、空気清浄機能を兼ね備えており、温風モードの最大消費電力は1,400Wとなっています。
出典:Dyson Purifier Hot+Cool Gen1 公式仕様
この場合、1時間あたりの電気代は約43.4円です。
1,200Wモデルと比べると、1時間あたり約6円高くなります。チリも積もれば山となるため、最新機種を使っている方はこの数字を頭に入れておきましょう。
涼風・空気清浄モードは電気代が大きく違う
「ダイソンは冷風や空気清浄として使っても電気代が高いの?」と不安に思う方もいるかもしれません。
安心してください。温風とそれ以外のモードでは、消費電力が桁違いに異なります。
例えば、Dyson Purifier Hot+Coolの空気清浄モードの消費電力は、わずか6W〜40W程度です。
出典:Dyson Purifier Hot+Cool 公式仕様
これを電気代に換算すると、1時間あたり約0.18円〜1.24円。
温風モード(約43.4円)と比べると、驚くほど安いことがわかりますね。
「夏に扇風機代わりに使う」「一年中空気清浄機として使う」分には、電気代をそこまで気にする必要はありません。
使用時間別の電気代早見表
1時間の電気代がわかったところで、実際の生活に当てはめてみましょう。
1日何時間使うかで、1ヶ月(30日)の電気代請求額はガラリと変わります。
| 1日の使用時間 | 1,200Wモデル 1ヶ月の目安 |
1,400Wモデル 1ヶ月の目安 |
|---|---|---|
| 1時間 | 約1,116円 | 約1,302円 |
| 2時間 | 約2,232円 | 約2,604円 |
| 4時間 | 約4,464円 | 約5,208円 |
| 8時間 | 約8,928円 | 約10,416円 |
| 24時間 | 約26,784円 | 約31,248円 |
※31円/kWh、30日で計算した単純な最大値目安です。実際は設定温度到達後の自動制御や室温・断熱性によって変動します。
1日2時間だけ使う場合
朝の着替え時や、夜お風呂に入る際の脱衣所など、短時間だけ使うケースです。
1,400Wモデルでも1ヶ月の電気代は約2,604円。
これなら「ヒートショック対策」や「朝の快適さ」を買うための適正な出費として、許容範囲だと感じる方が多いはずです。
1日8時間使う場合
私の過去の失敗例がこれです。
在宅ワークの部屋で、日中ずっと足元に向けて温風を出し続けていました。
表を見ると一目瞭然ですが、1,400Wモデルだと1ヶ月で約10,416円も加算されます。
普段の電気代にプラスして1万円乗ってくるわけですから、請求書を見て驚くのも無理はありません。
メインの暖房器具として長時間稼働させるのは、お財布に厳しいと言わざるを得ません。
24時間つけっぱなしの場合
「ペットがいるから」「常に部屋を暖かくしておきたいから」と、24時間つけっぱなしにした最悪のケースです。
1,400Wモデルの場合、計算上は1ヶ月で約31,248円に達します。
実際にはサーモスタット機能(設定温度になると出力を抑える機能)が働くため、常にこの金額になるわけではありません。しかし、真冬の寒い部屋で常時フルパワーに近い状態が続けば、これに近い金額が請求される恐れがあります。
安全性と電気代の両面から、24時間連続運転は避けるべきです。
ダイソンヒーターはなぜ電気代が高く感じやすい?
「ダイソンだから電気代が高いんでしょ?」と思うかもしれませんが、実はそれは誤解です。
温風モードは1,200〜1,400W級
電気代が高くなる理由は、ダイソンが採用している「電気抵抗式ヒーター」という暖房方式にあります。
ドライヤーをイメージしてみてください。電気の力で熱線を熱し、そこに風を当てて温風を出しています。
この仕組みは「すぐに温かい風が出る」という素晴らしいメリットがある反面、「熱を作るために大量の電気を消費する」という弱点があります。
そのため、1,200W〜1,400Wという電子レンジ並みの電力を使い続けることになるのです。
冷風・空気清浄とは別物
先ほどもお伝えした通り、夏の扇風機代わりや空気清浄機としての使用であれば、消費電力は数十Wです。
「ダイソン=電気代が高い」のではなく、「電気で熱を作る機能=電気代が高い」という事実を正しく理解しておきましょう。
エアコン・セラミックファンヒーター・電気ストーブと比較
では、ダイソンヒーターは他の暖房器具と比べてどうなのでしょうか。
それぞれの違いを理解することで、賢い使い分けが見えてきます。
エアコン暖房との違い
エアコンは「ヒートポンプ方式」という技術を使っており、屋外の空気中にある熱を集めて室内に運びます。
そのため、1の電気エネルギーで3〜5倍の熱を生み出すことができ、長時間・広い部屋を暖めるのに非常に効率的です。
一方、ダイソンヒーターは1の電気で1の熱しか作れません。
「部屋全体を長時間暖めるなら、圧倒的にエアコンの方が電気代は安く済む」ということを覚えておきましょう。
参考:資源エネルギー庁(省エネポータルサイト)
セラミックファンヒーターとの違い
一般的なセラミックファンヒーターも、ダイソンと同じく電気抵抗式で温風を出します。
消費電力も1,200W前後のものが多く、電気代の傾向はダイソンとほぼ同じです。
違いは「デザイン」「羽根がない安全性」「空気清浄機能の有無」などです。
ダイソンだけが特別に電気代を食うわけではなく、この系統の暖房器具はすべて長時間のメイン暖房には不向きだと言えます。
電気ストーブとの違い
カーボンヒーターやハロゲンヒーターなどの電気ストーブは、風を出さずに赤外線で直接「人や物」を暖めます。
消費電力は400W〜800W程度で済むモデルが多く、ダイソンよりも電気代は安く抑えやすい傾向があります。
しかし、空間全体を暖める能力は低いため、「じっと座っている足元だけを暖める」用途に限定されます。
💡 比較のまとめ
- 広い部屋全体:エアコンが最強
- すぐ温風が欲しい:ダイソンやセラミックファンヒーター
- ピンポイントで暖まる:電気ストーブ
ダイソンヒーターが向いている使い方
他との比較を踏まえ、ダイソンヒーターの強みを最大限に活かせる「向いている使い方」を紹介します。
短時間のスポット暖房
スイッチを入れた瞬間に温風が届く速暖性は、ダイソン最大の魅力です。
以下のようなシーンでは大活躍します。
- 冬の朝、着替える時の5分間
- 冷え切った脱衣所でお風呂上がりに体を拭く間
- キッチンで料理をしている間の足元
短時間であれば電気代への影響は少なく、生活の質(QOL)は劇的に上がります。
エアコンの補助暖房
エアコンの弱点は「温風が足元まで届きにくい」「部屋が暖まるまでに時間がかかる」ことです。
そこで、帰宅直後の冷え切った部屋では、エアコンとダイソンを同時にオンにします。
ダイソンの温風で急場をしのぎ、エアコンで部屋全体が暖まってきたらダイソンのスイッチを切る。
このリレー方式なら、電気代を抑えつつ最速で快適な空間を作ることができます。
ダイソンヒーターが向かない使い方
逆に、これだけは避けてほしい使い方もあります。
広い部屋のメイン暖房
ダイソンの風量はパワフルですが、リビングなどの広い空間全体を暖めるのには膨大な時間がかかります。
その間、1,400Wフルパワーで稼働し続けるため、あっという間に電気代が跳ね上がります。
広い部屋は、迷わずエアコンに任せましょう。
長時間つけっぱなし
就寝中などに一晩中つけっぱなしにするのはおすすめしません。
電気代が高額になるだけでなく、温風によって空気が乾燥しやすくなります。
寝室で使う場合は、寝る前の30分だけ部屋を暖めておき、寝る時は布団や毛布で保温するのがベストです。
電気代を抑える使い方
「どうしてもダイソンを使いたいけれど、請求額は抑えたい!」
そんな方に向けた具体的なアクションプランです。
使用時間を決める
もっとも確実な節約方法は、稼働時間をコントロールすることです。
ダイソンヒーターには便利な「スリープタイマー機能」がついています。
「1時間後に切れる」ようにセットしておけば、うっかり消し忘れて電気代を無駄にする事態を防げます。
室温20℃目安で調整する
環境省は、冬の暖房時の室温を「20℃」にすることを推奨しています。
出典:環境省 デコ活(ウォームビズ)
ダイソン側の設定温度を無駄に高くせず、20℃前後で自動停止するように設定しておけば、余分な電力消費を抑えられます。
窓・カーテン・空気循環を見直す
せっかく作った温かい空気の約50%は、窓から逃げていくと言われています。
厚手のカーテンに変える、窓に断熱シートを貼るなどの工夫をするだけで、部屋の保温力が高まり、ヒーターの稼働時間が減って電気代の節約に直結します。
もし、「いろいろ工夫しても毎月の電気代が高すぎて辛い…」と感じているなら、そもそもの電力会社の基本料金や単価が高い可能性があります。
いくら家電の使い方を気をつけても、大元の単価が高ければ効果は半減してしまいます。
購入前・使用前チェックリスト
最後に、これからダイソンヒーターを購入する方、または今夜から使う方に向けたチェックリストです。
失敗しないために、以下の3つを確認してください。
機種の消費電力を確認
お手元の機種、または購入予定の機種の仕様表(スペック)を見て、温風モードの最大消費電力を確認しましょう。
1,200Wなのか1,400Wなのかを把握することが、正確な電気代予測の第一歩です。
1日の使用時間を決める
「脱衣所で1時間」「朝起きてからの1時間」など、1日の中で稼働させる時間をあらかじめ決めておきましょう。
先ほどの早見表と照らし合わせれば、月末の請求額でパニックになることはありません。
メイン暖房か補助暖房か決める
ダイソンは「短時間のスポット暖房」や「補助暖房」として使うなら最高の家電です。
しかし、リビングのメイン暖房として酷使すれば、確実に電気代の負担が重くなります。
あなたの生活スタイルに合わせて、適材適所で活躍させてあげてください。
正しい知識を持ち、上手にダイソンヒーターと付き合って、暖かく快適な冬を過ごしましょう!

