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V2H 対応車種 トヨタで検索した方が最短で要点を把握できるよう、対応年式や型式、機器の適合条件、導入時の注意点までを一気通貫で整理します。
トヨタ車で家まるごと給電(V2H)を運用するには、車両側の急速充電(CHAdeMO)と、「電動自動車用充放電システムガイドライン V2H DC版」に準拠した充放電器の組み合わせが前提です。
たとえば bZ4X の取説でも「CHAdeMO準拠の急速充電器」「V2H DC版準拠機器」の使用が明記されています。ガイドライン本文はEVPOSSA(一般社団法人 電動車両用電力供給システム協議会)が公開しています。manual.toyota.jp+1
V2H 対応車種 トヨタで検索した方が最短で要点を把握できるよう、対応年式や型式、機器の適合条件、導入時の注意点までを一気通貫で整理します。初めての方でも流れがつかめるよう、家まるごと給電の仕組みや設置時のポイントも具体的に解説します。
この記事でわかること
- 対応モデルの年式と型式が分かる
 - CHAdeMOとV2H機器の適合要件を理解できる
 - 停電時給電や家全体給電の仕組みを把握できる
 - 設置費用や補助金と工事の留意点を確認できる
 
V2H 対応車種 トヨタの最新対応状況まとめ

引用:TOYOTA
トヨタ bZ4X の V2H 対応条件を解説

引用:TOYOTA
bZ4XはDC方式のV2Hに対応する代表的なモデルです。対応開始は2022年5月式以降で、型式はZAA-YEAM15およびZAA-XEAM10に該当します。
家と車の双方向運転を行うため、車両側にはCHAdeMO規格の急速充電インレットが必要となります。接続に使う機器は、電動自動車用充放電システムガイドラインのV2H DC版に準拠していることが前提です。
bZ4Xでは、充電と給電の双方の手順が取扱説明書に整理されています。一般的には、機器側の主電源投入、ケーブルの接続、車両側の認証や開始操作の順序で行い、異常がある場合は機器側の表示や車両メーターのメッセージで特定します。ケーブル長や屋外設置条件など機器の仕様に従うことが安定運用の近道です。
主要モデルの対応早見表
| 車種 | 種別 | 対応可否 | 年式(製造時期) | 型式・要件 | 
|---|---|---|---|---|
| bZ4X | BEV | 対応 | 2022年5月以降 | ZAA-YEAM15/ZAA-XEAM10 | 
| プリウスPHV(先代) | PHEV | 条件付き対応 | 2019年5月〜2023年1月 | ZVW52+急速充電インレット装着 | 
| プリウスPHEV(現行) | PHEV | 非対応 | 2023年3月発売以降 | 急速充電・V2H非対応 | 
| クラウン SPORT RS | PHEV | 対応 | 2023年12月以降(注記あり) | 6LA-AZSH37W | 
| クラウン ESTATE RS | PHEV | 対応 | 2025年3月以降(注記あり) | 6LA-AZSH39W | 
| アルファード PHEV | PHEV | 対応 | 2024年12月以降(注記あり) | 6LA-AAHP45W | 
| ヴェルファイア PHEV | PHEV | 対応 | 2024年12月以降(注記あり) | 6LA-AAHP45W | 
| レクサス RZ | BEV | 対応 | 2023年以降 | 71.4kWh搭載グレード等 | 
| レクサス UX300e | BEV | 対応 | 2023年4月以降 | — | 
| MIRAI/クラウンセダンFCEV | FCEV | 機器により制限 | — | 機種別で非対応や停電時限定あり | 
以上の通り、年式と型式が具体的に紐づいている点を押さえると、導入検討がスムーズになります。
プリウスPHV の V2H 対応と非対応の違い

先代プリウスPHVは2019年5月から2023年1月式のZVW52で、メーカーオプションの急速充電インレット(外部給電機能V2H付)を装着した車両に限りV2Hが可能です。
一方、2023年3月発売の現行プリウスPHEVは急速充電およびV2Hに非対応とされています。この差は、車両の充放電制御や充電口の仕様、認証プロトコルの実装状況に起因します。
購入済み車両で確認する場合は、車検証の型式や取扱説明書、車両後部の充電口仕様を突き合わせると誤認を防げます。販売店での装備確認履歴やオプション装着記録も有効です。以上の点から、同じ車名でも世代や装備次第で対応が逆転することが明確になります。
クラウンPHEVモデルの V2H 対応年式

引用:TOYOTA
クラウンのPHEVはスポーツ系のSPORT RS(6LA-AZSH37W)で2023年12月式以降、エステート系のESTATE RS(6LA-AZSH39W)で2025年3月式以降が対象です。
適合表には一部の製造月において接続時の充放電が停止する可能性の注記が示されており、2025年3月式までや5月式までの期間など、製造ロット別の取り扱いが示唆されています。
運用面では、販売店やカスタマーセンターで該当月の制御ソフトやハード改良の適用状況を確かめることが賢明です。これらを踏まえると、クラウンPHEVは対応が進んでいる一方で、製造月由来の注意点を事前に確認する手順が鍵となります。
アルファード・ヴェルファイア PHEVのV2H 対応開始時期

引用:TOYOTA
アルファードPHEVおよびヴェルファイアPHEVは、2024年12月式から対応が始まり、2025年5月式まで注記が併記されるケースがあります。2025年6月式以降は注記が解消された形で記載される例が見られます。型式はいずれも6LA-AAHP45Wで共通です。
ミニバンでのV2Hは家庭内の消費電力の変動に合わせたピークシフトや停電時の家まるごと給電に適しており、車両のバッテリー容量と家側の分電盤構成を踏まえた計画が有効です。以上より、対応開始時期と注記期間の把握が導入のリスク回避に直結します。
レクサス BEV/FCEV モデルの V2H 対応状況

引用:LEXUS TOKYO
レクサスのBEVではRZ(RZ450e/RZ300e相当)が2023年以降、UX300eが2023年4月以降でV2Hに対応します。RZの71.4kWhバッテリーは家まるごと給電の持続時間に寄与し、就寝時間帯の自家消費や停電時のレジリエンス向上に役立ちます。
一方、燃料電池車のMIRAIやクラウンセダンFCEVは、V2H機器の機種により非対応、もしくは停電時のみ動作とされる注意が示されています。
FCEVは直流出力の取り扱いと機器の制御要件が独自であるため、導入時には機器メーカーの機種別適合表を必ず参照する運用が妥当だと考えられます。
V2H対応車種 トヨタを選ぶ際の注意点と導入手順

急速充電インレットと CHAdeMO の要件

トヨタでV2Hを運用する前提は、車両側にCHAdeMO準拠の急速充電インレットが搭載されていることです。
DC方式の双方向通信と電力制御を介して、車側BMSと機器側PCSが連携して充放電を行います。PHEVでは急速充電インレットがオプション設定の世代があり、装着の有無を把握することが第一歩になります。
外部給電コンセント(AC100V 1,500W)はアクセサリー出力であり、家全体への給電とは意味が異なります。分電盤に接続して家まるごと給電を実現するには、V2H充放電器と系統連系の仕組みが必要になります。これらの違いを理解すると、導入後の使い方が明確になります。
V2H ガイドライン DC 方式と適合機器の確認
機器選定では、電動自動車用充放電システムガイドラインのV2H DC版準拠であることを確認します。これにより、車両—機器間の安全要件や通信プロトコル、逆潮流の抑止、停電時の自立運転条件などが標準化され、導入後の信頼性に直結します。
車種×年式×型式ごとのホワイトリスト方式で適合が示されるため、候補機器の型番リストを参照し、自車の製造年月と一致しているかを突き合わせます。FCEVについては機器側で制限が付される例があるため、同一ブランド内でも機種ごとの差異に注意が必要だといえます。
ニチコン・パナソニックなど主要 V2H 機器比較
国内で普及の進む機器としては、ニチコンのV2Hスタンダード系やトライブリッド系、パナソニックのeneplat系、長州産業のSMART PV EVO系、デンソーの充放電器などが代表的です。
いずれもDC方式に対応し、停電時の自立給電やスケジュール運転、系統連系の安全制御に関する機能を実装しています。
比較の観点は、定格出力、設置条件(屋外/屋内)、停電時起動の手順、太陽光や蓄電池との連携可否、表示・操作性、アプリ連携などが挙げられます。住宅の分電盤構成や将来の太陽光追加計画を踏まえて、拡張性の高いモデルを選ぶと長期運用での費用対効果が見込みやすくなります。
停電時給電や家まるごと給電の仕組み
停電時は系統から切り離す自立運転モードで機器が動作し、分電盤の重要回路へ車両から直流を変換した交流を供給します。対象回路は冷蔵庫や照明、情報通信機器などの優先度が高い負荷を中心に設計するのが一般的です。
家まるごと給電の運用では、ピーク時に車両から放電し、夜間や太陽光余剰時に充電するといったスケジュール運転が効果を発揮します。ケーブル長や設置場所、屋外コンディションは機器の仕様に依存するため、事前の現地下見と施工計画が円滑な稼働の前提になります。
V2H 設置費用・補助金・工事ポイント
V2H設置の費用は機器本体、基礎工事、配線・ブレーカ増設、申請手続きなどで構成されます。自治体や国の補助制度が用意される年度もあり、募集要件に年式・型式の適合や施工体制の条件が含まれる場合があります。
申請スケジュールはタイトになりやすいため、見積もりと交付申請の段取りを早めに進めると安心です。工事では、分電盤の容量、主幹ブレーカの定格、系統連系の保護協調、アース施工、車両の駐車動線とケーブル取り回しを確認します。
停電時起動用の12V供給ケーブル等の付属品が必要な機種もあるため、運用手順書を家族全員で共有しておくと実用性が高まります。
V2Hトヨタ対応車種まとめ
まとめ
- bZ4Xは2022年5月以降の型式でV2Hに対応する
 - 先代プリウスPHVは装備条件付きでV2Hが使える
 - 現行プリウスPHEVはV2H非対応である点に注意する
 - クラウンPHEVは製造月の注記を事前に確認する
 - アルファードとヴェルファイアPHEVは2024年末以降対応
 - レクサスRZとUX300eはDC方式のV2Hに適合する
 - MIRAIなどFCEVは機器により制限や限定運用がある
 - 家まるごと給電はV2H機器と分電盤接続が前提となる
 - 急速充電インレットの有無を必ず装備表で確認する
 - 機器はV2H DCガイドライン準拠の型番を選定する
 - 停電時の自立運転手順は家族で共有し訓練しておく
 - 太陽光や蓄電池との連携計画で運用効果を高められる
 - 補助金は年度要件と申請スケジュールを早めに確認する
 - 現地下見で配線ルートと基礎工事の可否を把握する
 - 年式と型式の一致確認が誤発注や不具合回避の要となる
 
参考サイト
- 
トヨタ|bZ4X 取扱説明(急速充電・V2H充電/給電のしかた)
CHAdeMO準拠・V2H DC版準拠機器の使用を明記。manual.toyota.jp - 
EVPOSSA|電動自動車用充放電システムガイドライン V2H DC版
日本のV2H(DC方式)技術要件の一次情報。evpossa.or.jp - 
トヨタ公式FAQ|新型プリウスが急速充電・V2Hに非対応の理由
現行プリウスPHEVの非対応を公式に説明。トヨタ自動車WEBサイト - 
ニチコン|V2H対応車種一覧(VSG3シリーズ)
先代プリウスPHV(ZVW52)、bZ4X(ZAA-YEAM15/XEAM10)、クラウンSPORT RS、アルファード/ヴェルファイアPHEV、レクサスRZ/UX300e等の年式・型式を含む適合表。nichicon.co.jp - 
トヨタ公式FAQ|bZ4Xの接続可能なV2H機器
パナソニック/長州産業等の機器型番を公式で案内。トヨタ自動車WEBサイト - 
レクサス RZ 取扱説明(急速充電・V2H給電のしかた)
RZのV2H対応・運用上の注意。manual.lexus.jp - 
レクサス UX300e|充電&給電(V2Hに対応)
UX300eがV2Hに対応する旨を公式に記載。lexus.jp - 
ニチコン|トライブリッドV2H 対応車種一覧(注意事項)
MIRAI/クラウンFCEVは「停電時のみ使用」等の制限、2023年発売プリウスPHEVのV2H非対応注記。nichicon.co.jp - 
トヨタ ニュースルーム|アルファード/ヴェルファイアPHEV 追加(2024年12月発表)
PHEV設定の導入時期を公式発表で確認。トヨタ自動車グローバルサイト 
  
  
  
  
