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毎月ポストに届く電気代の請求書。「えっ、こんなに使ったっけ?」と、思わず二度見してしまうことはありませんか?
2026年度の再エネ賦課金は、1kWhあたり4.18円にも達しています。つまり、家族が普通に電気を使って生活しているだけで、毎月自動的にお金が持っていかれる仕組みです。さらには、いつ起きるか分からない自然災害による停電への不安。
「そろそろ、うちの屋根にも太陽光パネルを載せるべきかもしれない」
そう考え始めた今治市にお住まいのあなたへ、朗報です。
今治市には現在、最大50万円という非常に手厚い太陽光発電の補助金制度が用意されています。
しかし、補助金というものは「ただ待っていればもらえる」ほど甘いものではありません。
実は、申請のタイミングをたった1日間違えただけで、もらえるはずだった数十万円がゼロになってしまう落とし穴が存在します。
この記事では、同じようにマイホームの維持費に悩む一人の仲間として、今治市の公式情報をベースに「あなたが補助金の対象になるのか」「実際いくらもらえるのか」「絶対にやってはいけないNG行動は何か」を、徹底的に分かりやすく解説します。
専門用語は極力減らしました。
最後まで読めば、業者に言いくるめられることなく、損しない確実な手順で太陽光導入のスタートを切れるようになりますよ。
今治市の太陽光補助金は現在使える?
結論からお伝えします。
2026年(令和8年度)現在、今治市で太陽光発電に関する補助金は「使えます」。
まずは、大半のご家庭がメインで狙うことになるであろう「家庭用太陽光発電設備補助」の基本ルールを押さえていきましょう。
家庭用太陽光発電設備補助の概要
この補助金最大の魅力は、なんといってもその金額の大きさです。
太陽光発電の設置にかかる対象経費(税抜)の1/2以内、金額にして上限50万円までが市から支給されます。初期費用で100万円以上かかることも珍しくない太陽光システムの導入において、自己負担を劇的に減らせる大チャンスです。
申請の受付期間は「令和8年5月7日〜令和9年1月29日」までと明記されています。
ただし、「見積もり総額を単純に半分に割った金額がもらえる」というわけではありません。1kWあたりの補助単価の上限が細かく設定されているため、ご自宅の屋根に載るパネルの容量から正確な補助額を計算する必要があります。
残り申請枠・予算終了に注意
「期間は来年の1月まであるから、秋ごろにゆっくり考えればいいや」
もしそう思っているなら、今すぐその考えは捨ててください。
今治市の補助金は完全な先着順です。
市があらかじめ用意している予算額の上限に達した時点で、たとえ受付期間の途中であっても、あっさりと打ち切られてしまいます。これはどの自治体でも同じです。
家族会議を後回しにしている間に、近所の人たちが次々と申請を済ませ、気づいた時には予算枠がゼロになっていた。そんな悲劇は毎年起きています。検討を始めたら、まずは今治市環境政策課の公式ページで最新の予算残枠をチェックするか、最新動向に詳しい優良業者へ早めに相談をかけるのが鉄則です。
対象になる人・ならない人
「よし、うちも50万円もらうぞ!」と鼻息を荒くする前に、立ち止まって確認すべきことがあります。
公的なお金である以上、厳格な条件をクリアした人だけが対象になります。
【対象になるための基本条件】
- 今治市内にお住まいの方(または新築等でこれから居住する方)
- 今治市の市税を滞納していないこと
- 対象となる設備要件(10kW未満など)を満たしていること
ここまでは、ほとんどのご家庭がクリアできるはずです。
本当に恐ろしいのは、次に解説する「2つの落とし穴」にハマってしまうケースです。
交付決定前に契約するとどうなる?
ここが、この記事全体を通して一番お伝えしたい最重要ポイントです。
絶対に、市から「交付決定通知」が届く前に、業者と契約を交わしたり工事を始めたりしないでください。
もし、ほんの少しでも順番を間違えて先に契約書のハンコを押してしまうとどうなるか。
補助金の対象から完全に外れます。例外は一切認められません。
実はこれ、私が身をもって経験したことなんです。
数年前、実家のリフォームで別の補助金を活用しようとした時のこと。訪問してきた業者の営業マンから「今月中ならキャンペーン中で部材が安く入ります!補助金の申請は後からでも間に合いますから、とりあえずお値引きできるうちに契約だけでも!」と猛プッシュされました。
私も「安くなるなら早い方がいいか」と急かされるままサインしてしまったんです。
後日、いざ市役所に書類を持っていったら「あ、これもう契約日過ぎてますね。事後申請は対象外です」と冷たく一蹴されました。
もらえるはずだった数十万円が、私の無知のせいで一瞬にして吹き飛んだのです。あの時の目の前が真っ暗になる感覚と、妻からの呆れ果てた冷たい視線は、今でもトラウマとして深く刻まれています。
だからこそ、あなたには同じ失敗をしてほしくありません。
正しいステップは以下の通りです。
- 業者から見積もりを取る
- 業者にサポートしてもらい、市へ「交付申請」を出す
- 市から審査を通過した「交付決定通知書」が届く
- ここで初めて、正式に契約を結び、着工する
この順番だけは、何があっても死守してください。
FIT・FIP認定を受ける場合の注意
もう一つの落とし穴が、「FIT(固定価格買取制度)やFIPの認定を受けないこと」という独自の条件です。
FIT制度とは、自宅で作った電気のうち、余った分を電力会社に一定価格で買い取ってもらう(売電する)国の仕組みのこと。つまり、今治市の50万円補助金をもらうなら、「作った電気は基本的に自分の家で消費してくださいね(自家消費)」というルールになっているのです。
「じゃあ、国の売電制度を使うのと、市の補助金で初期費用を安くするの、結局どっちが得なの?」
誰もがそう思いますよね。
これは、ご家庭の昼間の電気使用量や、屋根の大きさによって正解が完全に分かれます。素人が勘で決めるのは危険です。必ずプロの施工業者に「補助金を使うパターン」と「FITで売電するパターン」の両方のシミュレーションを出してもらい、数字で比較検討しましょう。
補助対象設備と補助額の計算
対象となる設備の細かい条件も見ていきましょう。ここを間違えると見積もりのやり直しになります。
10kW未満・中古設備不可・置換不可
今治市で補助の対象となる太陽光発電設備は、一般家庭向けの基準である「10kW未満」のシステムに限られます。
そして当然ですが、新品の設備のみが対象です。
「ネットオークションで安く買った未使用品を付けてもらう」といったケースや、「すでに載っている古いパネルを取り外して、最新のパネルに交換する(置換)」というケースは、補助の対象外となります。
業者から見積書が出てきたら、パネルの総容量がしっかり「10kW未満」に収まっているか、必ず自分の目でも確認してください。
ソーラーカーポートは対象?
「うちの屋根は形が複雑でパネルが載らないから、駐車場の屋根を利用したソーラーカーポートにしたいんだけど…」
最近とても増えているご相談です。
ソーラーカーポートについても、条件を満たせば補助の対象になる可能性はあります。ただし、今治市の基準では「建物の屋根に設置できない特別な事情がある場合などに限定」されているケースが多く、無条件でOKが出るわけではありません。
敷地の状況や建物の構造によって市の判断が分かれる部分です。現地調査の際に、業者へ「うちのカーポートでも補助金が通りそうか、市へ事前確認してもらえませんか?」と依頼するのが確実です。
今治市の関連補助金との違い
今治市のホームページを見ると、家庭用太陽光以外にも似たような名前の補助金が並んでいて、パニックになりませんか?
ここでは、迷いやすい2つの制度との違いをスッキリ整理します。
脱炭素先行地域づくり補助金
今治市が指定する「一部のエリア(脱炭素先行地域)」にお住まいの方だけが使える、特別な補助金です。
条件は少し厳しく、「太陽光パネルの設置」に加えて、「HEMS(家庭のエネルギー管理システム)」の導入が必須。さらに蓄電池などの関連設備をパッケージで導入することが求められます。
ハードルは高いですが、その分、太陽光単体の補助率が通常の1/2から「2/3」に跳ね上がるなど、非常に強力な支援が受けられます。ご自宅がこの対象エリアに入っているかどうか、まずは市の窓口や対応業者に確認してみてください。
蓄電池・ZEH・HEMS補助
「停電対策として、太陽光と一緒に蓄電池も入れたい!」という方も多いでしょう。
今治市には、蓄電池やZEHに対する単独の補助制度も存在します。
ただし、この制度は少しトリッキーです。
例えば令和8年度の申請対象となるのが「実は令和7年度中に設置を完了した設備」であったり、決められた事前申込期間内にエントリーし、予算を超えれば「抽選」になったりします。
太陽光と蓄電池をセットで導入する場合、それぞれ別のルールの補助金を組み合わせることになります。個人でスケジュールを管理するのは至難の業なので、補助金に強い業者に丸投げしてプランを組んでもらいましょう。
愛媛県・国の制度は使える?
市だけでなく、県や国も動いています。これらは併用できるのでしょうか。
えひめ共同購入事業
愛媛県では、県内20市町と連携して「えひめ共同購入事業」を行っています。
これは直接お金がもらえる「補助金」ではありません。「県民みんなでまとめて一気に発注することで、単価を安くしよう」という購入支援の仕組みです。
とてもお得な制度ですが、注意点が一つ。「県のお得な事業のお知らせです」と語り、実は全く無関係の悪徳業者が高額な契約を迫る訪問販売トラブルも報告されています。利用する際は、必ず愛媛県の公式な登録窓口を通しているか確認してください。
住宅省エネ2026との関係
テレビCMでもおなじみの、国が主導する大型キャンペーン「住宅省エネ2026」。
非常に魅力的な制度ですが、今治市の補助金との「併用」には注意が必要です。
原則として、国の予算(国費)が充当されている補助金同士は、同じ設備に対して二重取りすることが法律で禁じられています。今治市の補助金を使って太陽光を載せるなら、国のキャンペーンは「エコキュート」や「内窓リフォーム」など、別の工事箇所に適用させるといったパズルを解く必要があります。
申請前チェックリスト
ここまで読んで、頭の整理はできましたか?
見積もりを取る前に、以下のチェックリストで最終確認をしましょう。
【絶対に失敗しない!申請前チェックリスト】
- 今治市の公式ページで、まだ予算枠が残っているか確認した
- 自宅が「脱炭素先行地域」に入っていないか調べた(または業者に調べるよう頼む)
- 補助金を使わずに「売電(FIT)」した方が得か、業者にシミュレーションを頼むつもりだ
- 【最重要】市から交付決定が下りるまで、絶対に契約書にハンコを押さないと誓える
すべてにチェックが入ったなら、いよいよ行動に移すタイミングです。
見積もり時に確認すべきこと
業者に連絡を取り、現地調査に来てもらう際、ただ「いくらかかりますか?」と聞くだけではダメです。
補助金を確実に獲得するため、担当者に必ず以下の3点をぶつけてください。
- 「今治市の太陽光補助金の申請手続きは、そちらで代行(またはサポート)してくれますか?」
- 「契約と着工のタイミングは、必ず市の交付決定が下りた後にしてくれますか?」
- 「補助金を使う自家消費型と、FITで売電する型、両方のシミュレーションを出してくれますか?」
この質問に対し、「あ、はい…調べておきます」と濁す業者や、「補助金はお客様で勝手にやってください」と突き放す業者は、自治体のルールに不慣れな証拠です。私の二の舞になる危険があるため、契約は避けた方が無難です。
即答で「お任せください!」と返してくれる、実績のある優良業者を選びましょう。
手遅れになる前に!まずは「我が家の正確な数字」を知る
補助金は先着順です。悩んでいる数週間の間に予算が尽きてしまうことも少なくありません。
まずは、今治市の複雑な補助金ルールに精通した複数社から見積もりを取り、
「うちの屋根なら、どの制度を使うのが一番負担が少なくなるのか?」
をプロの目線で診断してもらうのが、絶対に失敗しないための第一歩です。
よくある質問
最後に、読者の方からよく寄せられる疑問にお答えします。
Q. 補助金の申請書類って複雑そう。自分で全部作らないとダメですか?
A. 基本的には、施工を依頼する業者が書類作成を代行したり、提出まで手厚くサポートしてくれます。自治体の制度に慣れている業者であれば、お客様にお願いするのは必要書類(住民票など)の用意くらいです。
Q. 実は昨日、もう業者と契約しちゃったんだけど、今から申請できる?
A. 非常に残念ですが、今治市の家庭用太陽光補助金は「交付決定前の契約」が判明した時点で対象外となります。ただし、訪問販売などで契約した直後であれば、クーリングオフ(8日以内など)を使って一度契約を白紙に戻し、正しい手順でやり直すという裏技が使える場合もあります。すぐにお手元の契約書を確認してください。
Q. ネットのまとめ記事と市のサイトで、補助金の金額が違うんだけど?
A. 補助金のルールや予算額は毎年度変わります。ネット上には古い年度の情報がそのまま放置されている記事が山のようにあります。最終的な金額や最新の残予算については、必ず今治市環境政策課が発信している公式情報を最優先で信じるようにしてください。

